新型コロナウイルスによる肺炎の拡大を受け、民間企業が続々とクリエイター支援を発表しています。
そこで、どの企業がどんな支援に取り組んでいるのかまとめてみました。
クリエイターの方は創作活動を続けるためのバックアップが見つかります。
クライアント企業の方は、新しいクリエイターと出会えるチャンスかもしれません。
皆さんもぜひ、チェックしてみてください。
※情報は2020年5月2日時点のものです。
目次
【映画】売上すべてをクリエイターに還元する「DOKUSO映画館」
サブスクリプション形式の国内最大級インディーズ映画配信サイト「DOKUSO映画館」では、2020年4月・5月の売上全てをクリエイターに上映料として還元する取り組みを行いました。
通常は全体売り上げの35%を視聴時間に応じてクリエイターへ分配していましたが、それを全て分配する形に変更しています。
こうした取り組みを行っている企業のサービスを活用することで、クリエイター支援につながるのは嬉しいポイントと言えるでしょう。
【#今度は私たちが映画を救う番だ】インディーズ映画観放題サービス『DOKUSO映画館』では売上の100%をクリエイターに還元 することを決定!
【美容師】COLORIS緊急販売提携
パーソナライズヘアカラー「カラリス(COLORIS)」は、Webカウンセリングを行い「ヘアカラー剤&トリートメント」を調合するサービスです。
新型コロナ拡大の影響を受ける美容室を支援するために、「緊急販売提携」を実施しました。
■実施目的
①休業期間中のヘアカラーお届けによるお客様へのサービスサポート
②休業/営業短縮を余儀なくされる美容室で働く美容師の短期的な収入確保
■概要
実施期間:2020年4月14日~2020年5月31日
対象 :新型コロナウイルス拡大により休業・営業短縮を余儀なくされた美容室/美容師
受付窓口:https://coloris.shop/info/alliance
注意事項:提携受付は4月30日までとなります
提携受け付けは既に終了していますが、フリーランスの美容師だけではなく、店舗が休業してしまった美容師にもに嬉しいサービスと言えます。
また、こちらの取り組みと並行して、2020年3月9日~5月31日の期間に限り、利用者支援も実施中。
初回のご利用の方に限り、パーソナライズヘアカラーの注文時に支援クーポンコードを入力することで、2,000円の割引を受けられます。
新型コロナウイルスによる肺炎では「三つの密」を避けるよう要請が行われ、自主休業を行っている理美容室も沢山あります。
こうした支援の輪が広がることによって、理美容室が新しい販路を得て活動の幅が広がっていくと良いですね。
在宅中も「WEB美容室」でプロのヘアカラーを。緊急事態宣言を受け「特別支援価格」延長決定。
【クリエイター全般】HP制作支援
デジタルステージとGMOパペポは、「ロリポップ!スタジオ」の新規申し込みをしたクリエイターを対象に3ヶ月間無料で提供します。
申込期間:2020年5月1日~5月31日
対象クリエイター:SUZURIやminneで販売をしている方、Instagram作品を一定数以上公開している方、YouTubeで一定数以上のチャンネル登録がされている方
支援の内容:『ロリポップ!スタジオ』および「ロリポップ!スタンダードプラン」初期費用と3ヵ月間の月額料金無料
利用には審査があり、審査が集中した場合には案内や作業に時間がかかるそうです。
今までHPを制作していなかったクリエイターの方は、この機会に制作に挑戦してみてはいかがでしょうか。
クリエイター支援、サイト制作「ロリポップ!スタジオ」3ヵ月無料に
【クリエイター全般】新型コロナウイルス・ソニーグローバル支援基金
ソニーは、世界各国で新型コロナウイルスの影響を受けている人々を支援するために、2020年4月2日に総額1億USドル(約108億円)もの支援ファンドを設立しました。
ファンドでは、「医療関係」「教育」そして「クリエイティブコミュニティ」の3つの領域で支援活動を実施していきます。
「Play At Home」イニシアチブBYソニー・インタラクティブエンタテインメント
STAYHOME(自宅待機)を推進するために「ゲームタイトルの無料配信」を行うと共に、「創作活動支援のための基金設立」をしました。
1,000万USドル(約10億8千万円)の資金が、小規模の開発スタジオを支援するためにあてられます。
詳細はまだ発表されていませんが、インディーデベロッパーの方は要注目です。
「360 Reality Audio」技術を用いたアーティスト支援
ソニー株式会社は、Music.comが主催している米国のアーティスト支援活動「500 ARTISTS WANTED」に参画します。
費用は「新型コロナウイルス・ソニーグローバル支援基金」から拠出、アーティストやクリエイターそしてミュージシャンが継続的に創作や演奏活動に取り組めるよう、「360 Reality Audio」を活用します。
・Music.com上で楽曲とその背景にあるストーリを募集し、500組のアーティストに対して1組あたり250US$を贈呈
・Music.comとソニーが25組を選定し、サウンドエンジニアによって360 Reality Audio対応楽曲にリミックスを行いMusic.com上で公開
ライブやコンサートの中止で演奏する機会が無くなってしまったアーティストに対する支援です。
グローバルな活動を視野に入れているアーティストやクリエイターの方にピッタリです。
応募を検討してみてはいかがでしょうか。
「360 Reality Audio」を活用したアーティスト支援をMusic.comと開始
【クリエイター全般】オンライン帰省
GWの外出自粛に対して「オンライン帰省」というキーワードがありましたが、株式会社真面目では、「オンライン帰省チャンネル」をYouTube上に開設しています。
クリエイターに限ったサポートではなく、「外出自粛を推奨するためのコンテンツ」という位置づけです。
けれども、創作活動に煮詰まった時、散歩や旅行をしたい方も多いと思います。
外出自粛で長距離の移動が難しいので、こうしたコンテンツを活用して、リフレッシュしてみてはいかがでしょうか。
クリエイターだけではなく、クライアント企業の方もぜひ視聴してみてください。
動画は数分にまとめられており、テレビの旅行番組とはまた違った魅力があります。
【クリエイター全般】マネーフォワード「支援情報まとめ」
マネーフォワードでは「新型コロナウイルス 支援情報まとめ」を公開しています。
地域やカテゴリ、事業者・個人で支援制度を検索することができます。
沢山の情報が流れる中で、自分に合ったものをキャッチすることが難しい方も多いのではないでしょうか。
定期的にチェックして、抜け漏れがないように確認をしてくださいね。
故人で活動しているクリエイターの方だけではなく、法人化しているクリエイターの方やクライアント企業の方も活用できる、企業向け支援情報も多く見つかります。
今こそクリエイターを支援しよう!新型コロナウイルスに対する民間企業の取り組み まとめ
新型コロナウイルスによる肺炎の拡大に伴い、国や自治体だけではなく民間企業も積極的なクリエイター支援に取り組んでいます。
ご紹介した以外にも支援が沢山ありますので、ぜひご自身が対象になるものがないか探してみてくださいね。
また、こうした支援を行っている企業は、常日頃からクリエイターへの積極的な支援活動を行っているケースが多くあります。
こうした企業のサービスを活用することで、クリエイターにとってよりよい環境が整備されていくかもしれません。
皆さんもぜひご活用ください。