年の瀬に近づいてくると気になり始めるのが来年のカレンダー。
もう来年のカレンダーの準備はできましたか?
予定を書くのにはシンプルなカレンダーでも良いですが、1年を楽しく過ごしたいのであればユニークなデザインのものを揃えてみてはいかがでしょうか。
2020年のカレンダー事情やデザインの傾向、またユニークなデザインのものをご紹介しましょう。
目次
年末の風物詩?カレンダー配りには世相が反映
「今日は何日だっけ?」「来週の水曜日には予定はあったかな?」と、一日に一度は見ているはずのカレンダー。
今使っているカレンダーはどのようなものでしょうか。
カレンダーが店頭に並び始める11月。
翌年はどんなカレンダーを買おうか、家族写真入りのものを作ろうか…などと検討しはじめるのがこの時期なのではないでしょうか。
しかし、12月になるとノベルティや取引先からの年末の挨拶にとカレンダーをもらう機会が多くなるため、カレンダーを買うこともないまま、もらったカレンダーを使ってしまうという方も多いのではないでしょうか。
カレンダーと世相との関係
「あの会社から今年はカレンダーもらえなかったよ。」「今年は会社からカレンダーもらえないの?」という声を聞いたことがありませんか?
取引先の会社から年末の挨拶にとカレンダーをもらったり、自社で作ったカレンダーが配られるというのが、当たり前となっていた年末。
しかし、ここ数年、会社の業績が悪いことを理由にカレンダーを作らない会社も多いそうです。
日本の多くの企業において、年末にはカレンダーを配り、年始には年賀状を贈るのが風習となっていましたが、企業における経営状況が変わることで、当たり前と思っていた風習がなくなりつつあるのかもしれません。
やはり必要?挨拶と販促には欠かせないカレンダー
担当の取引先が2社あり、そのうちの1社からは年末の挨拶にとカレンダーをもらい、もう1社からは挨拶だけでカレンダーをもらえなかった時、どのように思うでしょうか。
「カレンダーも作れないなんて、業績が悪いのかな。」「カレンダーもくれないなんて、うちの会社も軽く見られたものだ。」なんて、思いませんか?
年末のカレンダー配りは昔からの風習です。
挨拶をする口実にカレンダーを配ることで、日頃なかなか話せなかった人に対してもコミュニケーションをとることができるのです。
そしてまた、カレンダーを配るだけで、取引先からの信頼も得ることができます。
昔からの風習を踏襲するなんて、ナンセンスだと思われる方もいるかもしれません。
しかし、まだ多くの企業では、この「カレンダー」が広告塔となり、取引先との信頼関係を繋いでいるのです。
暦の起源
カレンダーはいつからあるのもなのでしょうか。
それは「1日」の考え方が生まれた紀元前18世紀頃までさかのぼります。
ある時、月の満ち欠けの周期が一定であることを発見し、新月から新月までを1ヶ月と設定しました。
これが太陰暦です。
月の満ち欠けで日にちがわかる、この考えは画期的でした。
このお陰で「月」や「日」の概念が生まれ、スケジュールをたてるという習慣が生まれたのです。
しかし、この太陰暦には弱点がありました。
それは、新月から新月までが29.5日と中途半端だったからです。
地球が太陽のまわりを回る周期は365日。
太陽のまわりを回ることで季節を感じることができます。
太陰暦の考え方でいくと、1年で11日、3年で1ヶ月、15年もすれば真夏にお正月がやってくる計算になってしまうのです。
そこで3年に1度、1年を13ヶ月として日数調整を行ったのが、今でいう「閏」であり、太陰太陽暦が誕生しました。
しかし、地域や宗教によって「閏」をどの段階で挿入するのかがバラバラでした。
世界的に共通なものではなかったのです。
世界共通にするべく、ローマ帝国の覇権により、1年を365日とし、4年に一度は1年を366日とする閏年を制定したのです。
これが太陽暦です。
日本での暦の考え方
紀元前45年頃に太陽暦が誕生しましたが、日本では1872年(明治5年)まで、太陰太陽暦を採用していました。
太陽暦よりも太陰太陽暦の方が正確なのではないかという理由からだったのです。
太陽暦は季節と暦がわずかではありますが、ずれることもありました。
そのため、1582年に太陽暦を精度の高い暦へと改良し、現在使われているグレゴリオ暦となったのです。
日本では、諸外国と足並みを揃え、日本は文明国家だあとアピールするため、1872年に太陰太陽暦からグレゴリオ暦へと変更したのでした。
カレンダーの歴史
日本においてグレゴリオ暦が採用されたのは1872年11月9日。
日本初のカレンダーは小冊子型で、暦屋団体の領暦商社か伊勢神宮司庁でしか発行を認められませんでした。
明治時代半ば以降、現在のカレンダーの先駆けである1枚つづりや日めくりのもの、そして華麗な絵が入ったものが大流行します。
現在のようなカラー写真の入った月めくりカレンダーが誕生したのは、1945年以降。
銀行や商店などが、美しい絵や写真の台紙に企業の告知を入れたカレンダーを作り、人々に配布し流通するようになったのは、案外最近のことなのです。
飾りたいオシャレでユニークなカレンダーデザイン
カレンダーの定番といえば「ペット」「風景」「キャラクター」「アイドル」、そして最近は、有名人や著名人の名言を日めくりにしたものが流行っているようです。
毎年同じようなカレンダーも良いのですが、2020年はちょっとユニークなもので、自分のまわりの環境を変えてみませんか?
インテリアとしても使えるユニークなカレンダーをご紹介しましょう。
お絵かきボードカレンダー Atelier mio
定番の絵や写真に飽きた方におすすめなのがこのカレンダー。
白くくり抜かれているところに自由に色をつけることができます。
カレンダーについている絵の具を使って、指や手で自由に描いていきます。
子どもの知育玩具としてこのカレンダーを使うのも良し、大人の塗り絵として使うのも良し。
自由な発想で描かれたカレンダーは、小さな絵画作品としてぜひ飾りたい一品です。
CITY
海外旅行に行きたくても仕事が忙しくてなかなか行けない…という方も多いのではないでしょうか。
旅行好きの方であれば、いつでも旅行に関係があるものに触れていたい、携わっていたいと思うでしょう。
このカレンダーは、パーツを組み立てると、ニューヨークやパリ、そして東京のランドマークが現れます。
いつでも旅行気分を味わいたいのであれば、カラフルな色合いがかわいい、このカレンダーをおすすめします。
グラシンペーパーカレンダー”satoyama”
カレンダーに描かれている絵や写真がとても綺麗だったとしても、月が替わると破って捨ててしまうという方は多いと思います。
紙がもったいないと思う方は、カレンダーの裏を再利用する方も中にはいるでしょう。
しかし、このカレンダーはもっとより良い使い方があるのです。
里山の風景が月ごとに淡い色で描かれた、このカレンダーはグラシンペーパーで作られています。
そのため、カレンダーとして役目を果たした後でも、ブックカバーやラッピングペーパーとして活用することができるのです。
TYPEFACE
「もっと斬新でオシャレなカレンダーはないものか」と思っている方に必見です。
蛍光色がまぶしいこのカレンダーは、その名のとおり、書体をモチーフとしたカレンダー。
1月(JAN)から12月(DEC)まで3ヶ月ごとにオリジナルの書体で型抜きされたシートを組み立てれば、卓上カレンダーのできあがり。
他の人と差を付けられるカレンダーではないでしょうか。
会社の机が殺風景で、オシャレな小物で自分の仕事空間を演出したいという方にはおすすめのカレンダーです。
周りと差をつけよう!2020年ユニークデザインのカレンダー まとめ
買いたいカレンダーは決まりましたか?
定番デザインのカレンダーも良いですが、わくわくした気分で新しい年を迎えたいのであれば、ユニークなデザインのカレンダーを選んでみてはいかがでしょうか。