ロゴを依頼したいけど、一体どういう流れで行うのだろう…。
そんなときはデザイナーに直接聞くのも良いですが、事前におおまかな流れを知っていると安心ですよね。
今回はロゴが完成するまでの流れを、デザイナーが分かりやすく解説します!
最初にお伝えしておくと、
- ヒアリング
- デザイン案の作成
- デザイン提案(プレゼンテーション)
- デザイン修正
- ロゴの決定・納品
という流れで行っています。
では、それぞれ詳しく解説していきますね。
①ヒアリング
ヒアリングでは、ロゴ依頼者となる企業・個人の考え方や、製品・サービスをどのように表現したいのか・ターゲットは誰かなどを聞きます。
依頼者がどんなデザインにしたいのか具体的なイメージができていない場合は、デザイナーとイメージを合わせるため、何度も打ち合わせを重ねることが必要です。
ここの打ち合わせを疎かにすると、お互いのイメージにズレが生じ、デザイン提案の段階で大幅な修正をする必要が出てきます。
そうすると、完成までの時間が多くかかってしまうので注意しましょう。
②デザイン案の作成
ヒアリングの内容を元に、デザイナーはデザイン案の作成に入ります。
デザイナーが案を出す・デザインする方法としては、主に以下のようなことをやっています。
- 手書きのラフ案
- ラフ案を元にデザイン
- 既存フォントの形を変更
- 1から文字をデザイン
- 様々な色のパターンを作る
デザイナーによってデザインの方法は様々ですが、この段階では何十個ものデザイン案を出しています。
より多くの案を出すことで、デザインの偏りをなくし、客観的な視点を見失わないようにするためです。
ラフ案のイメージ。このように手書きで書いています。
③デザイン提案(プレゼンテーション)
デザイン案が完成したら、依頼者にデザインの提案を行う段階になります。
②で出した全てのデザインを提案するのではなく、その中から厳選したデザインを提案しているデザイナーがほとんど。
提案数は、3〜5パターン程度が多いと思います。
なぜ、提案数を絞るかと言うと
- 選択肢が多いと迷いが生じる
- 迷いが生じた結果、コンセプトからかけ離れてしまう恐れがある
からです。
依頼者は、提案されたデザインに対してイメージと合っているか意見を求められるでしょう。
その際、名刺やチラシ・ポスターなどに配置したデザイン(モックアップ)を見せてもらうことで、イメージが湧きやすくなると思います。
名刺などは、実際にロゴを配置する可能性のあるものです。
それらに配置して見ることで、よりイメージが具体的になり、色・サイズ感の調整などがしやすくなります。
モックアップがデザイナーからの提案になければ、こちらからお願いしてみましょう。
ロゴを配置する予定のもので確認するのがおすすめ。
![](https://designk.jp/wp-content/uploads/2019/01/brick-wall-business-canvas-1520119-300x200.jpg)
ポスターや商品のタグなどで確認するのも良いでしょう。
④デザインの修正
③で検討を重ね、出てきた意見を元にデザインの修正を行います。
修正を重ねるうちに、③で挙げた
- コンセプトからかけ離れてしまう恐れがある
ということが起こる可能性があります。
ですので、デザイナーは修正をしつつも、コンセプトからかけ離れないように調整をし、修正案を提案しています。
そのため、依頼者側もコンセプトを意識しながら検討・意見してみることがおすすめです。
お互いコンセプトを意識しつつ意見を出し合えば、1からやり直したり、軌道修正したりする必要がなくなるからです。
⑤ロゴの決定・納品
④の修正を何度か繰り返し、デザイナーも依頼者も納得のいくデザインが完成したら、デザイナーからロゴが納品されます。
納品時に渡されるデータ形式については、以下の記事を参考にしてみてください。
![](https://designk.jp/wp-content/uploads/2019/01/デザインデータ違いアイキャッチ-320x180.jpg)
そしてデータと一緒に、ロゴを使用する上での注意点や、色・余白の指示、サイズ規定など のマニュアルを渡されると思います。
ロゴは、このマニュアルに従って使用しましょう。
ロゴが完成するまでの流れ まとめ
- ヒアリング
- デザイン案の作成
- デザイン提案(プレゼンテーション)
- デザイン修正
- ロゴの決定・納品
ロゴはこのような工程を経て、完成します。
おおまかな流れを知れたら、いざロゴ依頼です!
ロゴ依頼の方法については、以下の記事で紹介していますので、参考にしてみてくださいね。
https://designk.jp/logo-request-merit-demerit