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新型コロナウイルスに負けない!クリエイターならではの取り組みをご紹介

新型コロナウイルスに負けない!クリエイターならではの取り組みをご紹介

新型コロナウイルスによる感染拡大を受け、2020年4月7日に政府は緊急事態宣言を行いました。

その影響で、外出自粛をなさっているクリエイターの方やクライアント企業の方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、新型コロナウイルスに対するクリエイターの取り組みをご紹介します。

こんなご時世だからこそ、クリエイティブの力を活用し、皆さんも是非一緒に楽しみながら外出自粛生活を乗り切りましょう。

クライアント企業の方は、社会的な取り組みに力を入れているクリエイターを探すチャンスです!

※情報は2020年5月18日時点のものです。

アマビエ

アマビエ出典:『明治妖怪新聞』(京都大学附属図書館所蔵)

江戸時代に熊本県の海に現れたとされている妖怪「アマビエ」は、病気が流行したら自らの姿を絵に描いて人に見せるように告げたそうです。

「病気の流行」というキーワードが新型コロナウイルスの感染拡大と重なったため、3月に入ってからアマビエへの言及やイラストを描く人がTwitterを中心に増えました。

「STAY HOME」の呼びかけを受け、自宅で過ごすクリエイターの方も多数参加し、4月末現在多くの作品が発表されています。

3月ごろから盛り上がりってきたアマビエですが、4月に入り商品化等の動きが見られます。

また、厚生労働省がアマビエのアイコンを公開する等、より広がりを見せ始めました。

多くの人に認知されるようになって、ますます注目度があがっていくかもしれませんね。

withnews 新型コロナでツイート激増「アマビエ」って何? 妖怪漫画が話題

PAND AID

NOSIGNERのCEOである太刀川英輔さんが中心となって制作されました。

非営利で運営されている、新型コロナウイルスによる肺炎のパンデミックから世界を守るための共同編集WEBサイトです。

日々配信される沢山の情報情報をアーカイブしています。

忙しくて情報収集に時間を割くことができない方でも、正確な情報に好きな時にアクセスできるのは嬉しいポイントです。

掲載されている情報がどこから引用されたかわかるようになっているので、フェイク情報に惑わされることがありません。

Googleサイト活用で誰でも編集できる

PANDAIDの運用は、有志のクリエイターが支えています。

Googleサイトを活用しており、ボランティアのクリエイターがイラストや文章を投稿する仕組みです。

沢山のクリエイターが、自分の知見を活かし参加することができるのは嬉しいですね。

編集に関しては、運営の判断でキャンセルになる可能性があります。

プロジェクトの妨げになるようなことがあった場合には、参加することができなくなる可能性があるので注意が必要です。

FACE SHIELD

サイト上では、クリアファイルを使って誰でも作ることができるフェイスシールドの作り方が掲載されています。

「A4クリアファイルを使って約30秒」という速さでフェイスシールドを作ることができますので、興味をお持ちの方は挑戦してみてください。

FACE SHIELD

PAND AID

青森県南クリエーターが手洗い動画を制作

デザインやアートディレクションを行っている南部町の上山保治さんと、八戸市で映像制作会社を営んでいる奥山巧太さんが制作の中心を担った動画です。

イラストレーターもりはなこさんが動画化を企画し、たかまつるりさんがナレーションを担当しています。

手洗いのポイントを子どもでも分かりやすく紹介している動画なので、お子さんがいる方はぜひ一緒にみてくださいね。

【新型コロナ】青森県南クリエイター有志、手洗い動画を公開

劇団ノーミーツ

Zoomを活用してフルリモートで活動する劇団です。

「NO密で濃密なひとときを」をテーマにして、動画投稿を行っています。

打ち合わせから本番までを全て各自の自宅で行い、自粛生活を続けながら新しい作品を次々に発表しています。

作品はyoutubeのチャンネル「劇団ノーミーツ」で公開しているのでぜひチェックしてみてください。

劇団ノーミーツでは、投げ銭サービス「paypay」を導入しています。

動画配信で収益化が可能になれば、従来は劇場公演での収入がメインだった劇団の新しい活動形態が生まれるかもしれないですね。

動画だけではなく、今後の動きにも注目です。

劇団ノーミーツ

#せいゆうろうどくかい

グリム兄弟「小人のくつ屋さん」【朗読:日髙のり子/山口勝平】

声優の悠木碧さんの呼びかけによって、さまざまな声優が参加した本の読み聞かせ活動です。

お子さんだけではなく大人でも楽しめる作品も多く、国内だけではなく世界の名作に触れることができます。

Twitter発祥のムーブメントですが、Youtubeに動画を公開している方も多く、絵本だけではなく物語の読み聞かせも。

イラストや動画がついているものもあるので、紙芝居の様に楽しむこともできます。

@TatsuyaJp さんがまとめている「せいゆうろうどくかい図書館目録」に、声優別で情報が掲載されています。

Twitterアカウントを所有できない12歳以下のお子様でも、こちらのサイトを活用することで色んな作品に触れられるので、ぜひこちらも併せてご活用ください。

#せいゆうろうどくかい

密です3D – 密集団を解散せよ

小池都知事が会見で発した「密です」のひとことを基に、クリエイターのもうせさんが制作したゲームです。

都知事になって、三密の集団を見つけて解散させます。

段々難易度があがっていきますので全てクリアを目指してください。

ゲームをすることで、「密」な状態を避ける意識がうまれるのは良いですね。

「密です3D」ついにプレー可能に 空飛ぶ都知事が集団を解散させまくる…さっそく実況動画も

密です3D – 密集団を解散せよ

Bento wrapping project

特定非営利活動法人AKITENは、テイクアウトのお弁当などに使用することができる、「のし紙のデザインデータ」を無料で配布しています。

フリー素材として配布しているので、全て無料・無許可で使用することができ、デザインの改変や追加も可能です。

ただし、「のし紙を印刷して販売する」といった商品化の利用は禁止なので注意してください。

イラスト描かれた可愛いものからデザイン性の高いものまで、多彩なのし紙が公開されています。

おうち時間を充実させるために、お弁当を作ってのし紙を添えてみるのも良さそうです。

ランチョンマット等にも活用しても良いかもしれませんので、ぜひ挑戦してみてください。

Bento wrapping project

手作りマスク

手作りマスクへの注目が高まる中、(#マスク #手作り)や(#ハンドメイドマスク)といったハッシュタグで、自作マスクをTwitterに投稿する方が多くいらっしゃいます。

クリエイター以外も多数参加していますが、クリエイティブの力で新型コロナウイルスを乗り越えようとするムーブメントなのでご紹介します。

自作マスクを既に制作した方も多いかもしれませんね。

ぜひツイートしてみてください。

新型コロナウイルスに負けない!クリエイターならではの取り組みをご紹介 まとめ

新型コロナウイルスに対するクリエイターの取り組みは他にも沢山あります。

クリエイティブの力で、少しでもおうち時間や自粛生活が楽しくなると良いですね。

時間が取れる方は是非参画してみてください。

大変な時期ではありますが、みんなで乗り越えていきましょう!