デザイン紹介

空間に「香り」でデザインを。お香・お香立ての斬新なデザインをご紹介!

私たちはたくさんの「香り」に包まれて生活をしています。

家の中だけではなく、職場空間においても快適に仕事ができる空間を演出するために、消臭だけではなく、「香り」を利用するシーンが増えています。

今回は、香りが私たちにどのように作用するのか、またオシャレな人達の間で話題になっている斬新なデザインのお香やお香立てをご紹介します。

ストレスフルな生活には「香り」で癒しを

仕事だけではなく職場における人間関係や、家事や育児に至るまで、私たちはいつも多くのストレスと戦い続けています。

そのためストレスを軽減する方法として、スポーツで汗をかいたり、気の置けない仲間と美味しいお料理やお酒を楽しむ方も多いのではないでしょうか。

また、家でリラックスする時間を設けることで、毎日のストレスをリセットしている方もいることでしょう。

毎日の生活の中で、ストレスをゼロにすることはなかなかできません。

しかし、いつも過ごしている空間に心地よいと感じる「香り」をプラスするだけでも、ストレスを軽減することができる場合があります。

「香り」というと、女性だけのものと思われがちですが、最近ではストレスフルな生活をしている男性や受験を控えている学生も、「香り」で癒され、リラックスし、ストレスから解放されることを望んでいます。

そのため、家のパーソナルスペースにあえて「香り」をインテリアの一部として置く人が増えているのです。

「香り」と脳の関係

良い香りを嗅ぐと幸せな気分になり、嫌な臭いを嗅ぐと不快な気持ちになることはありませんか?

人間には外界の状況を認識するために「視覚」「聴覚」「嗅覚」「味覚」「触覚」という5つの感覚機能があります。

この五感の中で、嗅覚は視覚よりも敏感と言われています。

視覚は3原色の組み合わせで感覚を作っているのに対して、嗅覚の場合は少なくとも100種類以上の感覚があるのだとか。

まだ脳科学の世界では、議論はありますが、人間は1兆種類の匂いを嗅ぎ分けられるそうです。

そして、この嗅覚は五感の中で唯一、感情の動きに直接伝わる感覚でもあります。

脳の中にある大脳辺縁系という人間の本能や感情を支配している部分にダイレクトに働きかけることができるからです。

「香り」の情報は、大脳辺縁系の中にある「海馬」という、記憶をつかさどる部分にダイレクトに届くため、香りの記憶は鮮明に残りやすいのです。

香りの種類と効果

五感の中で一番本能的な感覚である嗅覚。

「香り」には種類があり、その香りのそれぞれに効果があります。

では、基本的な香りの種類とその効果についてご紹介していきましょう。

香りの種類

基本的な香りの種類は、次の7種類があります。

  • フローラル系:ローズ、ジャスミン、ラベンダー
  • 柑橘系:グレープフルーツ、オレンジ、ベルガモット
  • オリエンタル系:サンダルウッド、イランイラン、マヌカ
  • スパイス系:コリアンダー、シナモン、クローブ
  • ハーブ系:ユーカリ、ローズマリー、セージ
  • 樹木系:ティーツリー、ローズウッド、ヒノキ
  • 樹脂系:フランキンセンス、ミルラ、ベンゾイン

香りの効果

一例ですが、香りの効果としては次のような効果があります。

  • リラックスしたい:ラベンダー、イランイラン、ローズ
  • 集中したい:ペパーミント、グレープフルーツ、ユーカリ
  • 熟睡したい:ラベンダー、オレンジ、ベルガモット
  • 元気を出したい:グレープフルーツ、ジャスミン、タイム
  • 記憶力を高めたい:ローズマリー
  • 瞑想にふけりたい:サンダルウッド、シダーウッド

職場環境改善のために「香り」で空間デザインを

人の感情まで左右してしまう「香り」。

ビジネスの場において、働く場所の匂いが心地よくなければ、不快に感じてしまい、それだけでストレスを感じてしまうのではないでしょうか。

同じ職場で働く社員が皆、心地よく働くために、空間ごとに「香り」を使い分けている企業もあるほど、「香り」は空間デザインの一部としての役割を果たしています。

例えば、仕事に集中してほしい執務スペースには、ペパーミントやユーカリの香りを、またリフレッシュスペースにはラベンダーやローズの香りを置くことで、社員のモチベーションアップにも繋がるのではないでしょうか。

視覚的効果もある?!お香やお香立てを使ったインテリアとは

ビジネススペースに香りを置くとなると、一度に広い範囲に香りが行き渡るアロマディフューザーを思い浮かべる方もいると思います。

広い空間にはアロマディフューザーを使うことをおすすめしますが、会議室や個室などの小さな空間の場合にはお香を取り入れてみるのはいかがでしょうか。

お香というと、オリエンタルな雰囲気のものが多いため、オフィスには不向きではないかと思われると思います。

しかし、最近ではオリエンタルな雰囲気とかけ離れたオシャレなデザインのお香やお香立てがあります。

会議室や個室に置いておくことで、インテリアにもなり、社外のお客様が来社した時の話のネタにもなるのではないでしょうか。

オシャレな空間に!斬新デザインのお香・お香立てをご紹介

では、ビジネススペースにも、また家の中のパーソナルスペースにも最適なお香とお香立てをご紹介しましょう。

今まで抱いていたイメージとは大分かけ離れていると思います。

このデザインのお香やお香立てをビジネススペースやパーソナルスペースに使うことで、オシャレな空間へと変貌するのではないでしょうか。

hibi 10 minutes aroma

画像引用元:10MINUTES AROMA, MADE IN JAPAN

普通のお香は火をつけて香りが出るものですが、このお香はマッチそのもの。

マッチの要領で擦って火を灯し、火が消えたら専用マットのうえに置くだけのお香です。

マッチに火をつけた時から香りが立ち、その香りは10分間漂い続けます。

専用マットがマッチ箱サイズのため、省スペースで場所も取りません。

香りも種類も7種類あり、フローラル系や柑橘系、オリエンタル系など色々な場面で使えるものばかり。

パーソナルスペースに使うだけではなく、お客様をお迎えする受付スペースや会議室に置いてみるのも良いのではないでしょうか。

Ku【クウ】

画像引用元:AWAJISHIMA HYOGO JAPAN

パッと見ただけではお香とはわからないフォルム。

和紙でできているため、初めて見る人は本のしおりと勘違いするかもしれません。

こちらのお香は、火を付けなくても香りを放ちます。

そのため、葉っぱを一枚ちぎり、名刺入れやお財布の中に入れて香りを楽しむこともできます。

また、そのままガラス瓶などに入れてディフューザーとしても使うこともできます。

火を付けても付けなくても香りを楽しむことができるため、火を使うことができないスペースでも使うことができます。

この可愛らしいデザインから女性に好まれるのではないでしょうか。

Aroma Mountain

画像引用元:Kickstarter

日本人には富士山好きな人が多いと言いますが、そんな方におすすめするのが、この富士山デザインのお香立て。

実際には富士山は噴火してほしくはありませんが、富士山の山頂から噴火しているように見えるデザインが斬新ではないでしょうか。

荒々しく角張った富士山のフォルムと、ゆったりとたゆたう曲線美の煙。

その両者のコントラストが面白く楽しいお香立てです。

このお香立てをデザインしたのは、富士山好きな日本人ではなく韓国のデザインスタジオ。

富士山の優美さをお香立てのデザインにするとは、世界から富士山が注目されているからかもしれません。

空間に「香り」でデザインを。お香・お香立ての斬新なデザインをご紹介! まとめ

「スメルハラスメント」という言葉があるように、「におい」や「かおり」に敏感な社会になりつつあります。

「におい」や「かおり」の感じ方は十人十色。

企業として働きやすい環境を作るためにも、ビジネススペースに利用シーンにあわせた「香り」を置くことが今求められているのです。

斬新なデザインのお香やお香立てをインテリアとして、「香り」を社員同士のコミュニケーション作りなどに利用してみてはいかがでしょうか。