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愛知県のクリエイター支援施設やその取り組みとは?~ 自治体によるクリエイター支援シリーズ〜

愛知県のクリエイター支援施設やその取り組みとは?~ 自治体によるクリエイター支援シリーズ〜

国や自治体が中心となって、クリエイティブ産業を積極的に支援しています。

クリエイター支援の中には、企業とのマッチングなども含まれます。

デザインのコト。では、近場のクリエイターに対面で仕事を依頼したい方のために、クリエイター支援を行っている自治体をシリーズでご紹介しています。

今回は、愛知県の取り組みに触れていきます。

※情報は2019年10月2日時点のものです。

クリエイティブビジネススペース Chord(コード)

名古屋市が設置し、協同組合愛知デザインユニオンが企画・運営を行っている施設です。

企業とクリエイターの交流および協働をバックアップするとともに、ビジネスマッチングする機能を持っています。

クリエイティブな力を活用し、新しいモノ・コト・サービスの創出を目指します。

Chord(コード)の施設内容

企業やクリエイターの情報が得られる情報エリアでは、情報の配信だけではなく相談も受け付けています。

またギャラリーコーナーでは、企業やクリエイターの紹介を行っており、1クールを3ヶ月と設定し、無料で利用が可能です。

その他、クリエイティブ活動を目的とした登録者が利用できるコワーキングコーナーを完備しています。

1時間~最長8時間まで無料で利用することができ、Wi-Fiでインターネットが利用可能です。

また、プレゼンテーションエリアとミーティングエリアがあり、会議や交流会などでも活用できます。

夜間や土日祝日の利用は事前予約が必要ですのでご注意ください。

また祝日以外の月・水・金曜の10:00~18:00に利用できる「コード ファブ」には、3Dプリンターやレーザー加工機などが設置されています。

1時間単位で利用することができ、試作制作のサポートも行っているので、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか?

クリエイティブビジネススペース Chord(コード)

ナゴヤブーストデイ サマー

名古屋市では、イノベーション創出をバックアップするためのイベントを開催しています。

過去には2017年度に共創されたビジネス創出イベント「NAGOYA HACKATHON(ナゴヤハッカソン)」の他、若手人材育成プログラム「AI・IoT人材BOOSTプログラム」など、特徴的なイベントが実施されています。

2019年には、企業や個人の新たな挑戦を応援するために、「ナゴヤブーストデイ サマー」を開催しました。

ビジネスアイデアのショートプレゼンテーションを行うだけではなく、企業・個人ライトニングトーク大会や交流会があり、ビジネスマッチングの場としても活用されました。

共創活動を通じ新規事業開発を行うだけではなく、最新の技術に触れたり、コラボレーションする企業やクリエイターを探したい方にお勧めです。

他の自治体ではあまり見られない挑戦的な取り組みなので、興味をお持ちの方は是非足を運んでみてください。

ナゴヤブーストデイ サマー

国際デザインセンター

2011年度に策定された「クリエイティブ産業人材確保等支援事業」を基に、名古屋市では「LINKS NAGOYA(リンクス・ナゴヤ)」を実施しています。

その中で企画・運営を担ったのが株式会社国際デザインセンターです。

株式会社国際デザインセンターは、愛知県や名古屋市および地元企業の合計101社による第三セクターです。

その流れを受け、株式会社国際デザインセンターは、名古屋地域のクリエイター/デザイナーの情報配信サイトを運営しています。

デザインラボ

国際デザインセンターの施設には、キャラリー&ショップやデザインオフィス「デザインラボ」などがあります。

ここは新規ビジネスを目指しているデザイン関連企業や、企業のデザイン部門だけではなく、デザイン関連大学のサテライトや、デザイン関連事務所が入居するデザインオフィスです。

入居時には審査が行われまます。

一定の条件を満たす中小企業は、名古屋市と国際デザインセンターによる補助を受けることができます。

デザインラボ

クリエイターズショップ・ループ

名古屋地域において、クリエイティブ産業分野の事業展開と創業目指すクリエイターを支援するショップです。

クリエイターは公募によって選ばれます。

出店には期間が定められており、11ヶ月間の通年出店者と約40日間の期間出店者がいます。

出店するクリエイターは、個人・法人を問いません。

出店は有料ですが、諸費用は低額で販売手数料も5%と良心的です。

出店者は、商品販売と事業PRにスペースを利用できます。

接客や販売は運営が行ってくれるだけではなく、来店者反応や販売実績などのフィードバックを受けられます。

商品開発やディスプレイ、販売促進に関する指導や広報支援を受けられ、ワークショップやオーダー会などの開催も可能です。

新しいモノ作りクリエイターとの出会いをお探しの方は、是非足を運んでみてください。

クリエイターズショップ・ループ

デザイン企画・制作

国際デザインセンターでは、ポスターやDMなどのツール制作だけではなく、各種イベントの企画・運営管理なども行っています。

アイディアを形にした具体的展開までを総合的にサポートし、デザイン開発支援やデザイン・コンサルティング、施文門家派遣のニーズにも対応しています。

デザイン企画・制作

名古屋市デザイン活用支援事業 デザインアドバイス

また国際デザインセンターでは、名古屋市内の創業1年以上の中小企業をを対象として、デザインアドバイザーの派遣を行っています。

新商品開発や販売促進など、多彩なニーズに対応可能です。

必要な費用は60,000円(税込)で、これには企業の事前調査やデザイナーの選定などが含まれています。

試作品等の制作にかかる経費は別途必要になるので注意してください。

※価格は2019年10月2日時点のものです。

名古屋市デザイン活用支援事業 デザインアドバイス

デザイン事務所ポータルサイト

名古屋地域(愛知・三重・岐阜)のデザイン事務所を検索ですることができるポータルサイトです。

検索や閲覧、登録は無料です。

検索の際には、フリーワードだけではなく、分野・地域・設立年・従業員数で絞り込みを行うことができます。

個別ページには事務所の情報や業務範囲だけではなく、連絡先も掲載されており、直接連絡を取ることができます。

主なクリエイターや手掛けた作品が紹介されているので、イメージに合うデザイナーを探すのにピッタリといえるでしょう。

個別ページの下部には、便利なプリントボタンが付いており、気に入ったデザイン事務所の個別ページをプリントアウトして比較できます。

デザイン事務所ポータルサイト

LINKS HUB(リンクス・ハブ)

クリエイティブ産業の活性化だけではなく、若手人材の雇用促進と定着化のサポートを行っていた「LINKS NAGOYA」が、2012年にリニューアルしたものです。

LINKS HUBは、名古屋だけではなく東海地域の地場産業とクリエイティブ産業の協働を推進し、東海地域経済の活性化を促すために、クリエイティブな情報を発信するポータルサイトとなっています。

LINKS HUB

愛知県のクリエイター支援施設やその取り組みとは?~ 自治体によるクリエイター支援シリーズ〜 まとめ

愛知県名古屋市では、クリエイター支援を積極的に行っているだけではなく、創業や新規事業創出にも前向きな取り組みをしています。

そのため、クリエイターだけではなく新規創業をお考えの方や、既存事業にテコ入れをしたい方、イノベーションを起こしたい方からも注目を集めています。

「共創」を目指し、積極的に取り組んでいく名古屋で、新しい取り組みに一緒に挑戦できるクリエイターや企業を探してみてはいかがでしょうか。

素敵な出会いがあるかもしれませんよ!