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東京から海外へはばたけ!東京都のクリエイター海外活動支援【2019年】

東京から海外へはばたけ!東京都のクリエイター海外活動支援【2019年】

国や自治体が中心となって、クリエイティブ産業の支援を積極的に行っているのをご存知でしょうか。

デザインのコト。では、「リアルのつながりを大切にしながら仕事を進めたい」というニーズにお応えし、クリエイター支援に取り組んでいる自治体をシリーズでご紹介しています。

東京都は「東京でデザイナーが成功するために必要なこととは? 資料から読み解くクリエイティブ産業シリーズ~東京都編~」でも触れたように、国内のクリエイターの約24.5%が集結するクリエイター密集地です。

そんな東京都が行っている、海外で活動をしているクリエイターに対する支援をご紹介します。

※情報は2019年10月31日時点のものです。

トーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)

トーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)は、2001年に創設されたトーキョーワンダーサイトが前身です。

2017年に現在の名称に変更されました。

幅広いジャンルの活動や領域横断的・実験的な試みを支援しており、同時代の表現を東京から創造・発信するためのアートセンターです。

そのため、新進・中堅を中心としたクリエイターやアーティストへの支援が多くみられます。

グローバルな活動を見据えたり、将来的には海外で活動をしたいアーティストやクリエイターにとって、嬉しいバックアップ制度がたくさんみつかるので、その一部をご紹介します。

新進・中堅アーティストの継続的支援

若手・中堅のアーティストを支援するため、35歳以下のアーティストを対象に発表の機会を提供する「TOKAS-Emerging」を開催しています。

また、TOKASの事業に参加し、実績を積み上げたアーティストが参加するグループ展「ACT(Artists Contemporary TOKAS)」。

そして、東京都と共催している「Tokyo Contemporary Art Award」など、アーティストに対する継続的な支援に取り組んでいます。

二国間交流事業プログラム

海外の提携機関との二国間交流事業 を実施しており、クリエイターを派遣したり海外のクリエイターを招へいしたりしています。

国内外のアーティストやアート関係者との、出会いや交流を推進するだけではなく、幅広いジャンルの活動を受け入れ、多様な才能が交差する拠点構築を目指しています。

サポート内容は、派遣の場合渡航費や滞在費そして制作費の提供です。

滞在期間は提携機関によって異なります。

2019年~2020年の提携期間は、スイス・ドイツ・韓国・台湾・フィンランド・カナダ・オーストラリアと多岐に渡ります。

また、実験的な創作活動の支援で提供している「TOKAS Project」は、国際的な活動を行う文化機関やキュレーターなどと協働で実施しています。

さらに、国内にいながら海外クリエイターと触れ合える「国内クリエーター制作交流プログラム」があります。

滞在費や制作費だけではなく、居室にシェアスタジオが提供されます。

9月から11月の3ヶ月間、海外のクリエイターとテーマに沿った対話や議論をし、制作や活動に取り組めます。

いきなり海外に行くのはハードルが高いですよね。

国内でこうした取り組みに挑戦して、海外活動への足掛かりにするのも良いかもしれません。

クリエイター検索も可能

TOKASの事業に参加したクリエイターを検索することができます。

ジャンル・活動拠点・参加年・フリーワード(名前)でクリエイターを絞り込むことができます。

ジャンルは、ヴィジュアル・アートやメディア・アートだけではなく、建築デザインやキュレーションなど多岐に渡っています。

個別ページには、簡単なプロフィールやHPなどが掲載されており、過去の作品やパフフォーマンスを確認することができます。

クリエイターによっては、HPが掲載されているので、直接連絡を取ることも可能です。

新しい才能をお探しの方はぜひご活用ください。

クリエーター検索ページ

トーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)

東京都産業労働局

中小企業への支援を行っている東京都産業労働局では、創業の支援や相談だけではなく、海外展開支援を行っています。

海外展開支援

海外販路拡大などを目指している中小企業に対して、海外展開に必要な資金の融資を行うとともに、小規模企業者に対しては、東京都が信用保証料の2分の1を補助する制度です。

さらに、東京都連携をしており、中小企業基盤整備機構及び東京都中小企業振興公社や日本貿易振興機構(ジェトロ)などが、「海外展開支援」融資を申し込んだ方に対して、海外展開に関する事業計画の策定や、実行に必要な支援を実施しています。

そして、「海外展開支援」の融資を申し込む予定の人が、融資を行う予定の金融機関経由でジェトロへの支援を申し込むと、支払い経費の累計が1企業当たり50万円になるまで、原則無料で支援を利用することができます。

海外展開に関すノウハウや資金が不足しているクリエイターにとって、嬉しい制度といえます。

東京都産業労働局「海外支援展開」

Tokyo Anime Business Accelerator 事業

東京都では、Tokyo Anime Business Accelerator 事業を行い、クリエイティブ産業の支援を行っています。

海外進出に必要なスキルを有名講師に学べる「海外ビジネスセミナー」や「海外プレゼンスキル向上ワークショップ」を開催しています。

さらに、習得したスキル等を競う「東京アニメピッチグランプリ」に出場し入賞することで、東京都から海外展開に向けたサポートを受けられます。

海外進出ステップアッププログラム

海外ビジネスセミナーのA~Eのうち1つ以上、ワークショップF1~F2のうち、1回以上に参加することで、「東京アニメピッチグランプリ」の参加権を得ることができます。

セミナーの参加料は無料です。

都内に登記がある中小企業者だけはなく、都内税務署に開業届出をしている個人事業主や、将来都内で創業を検討している都内在住/在勤/在学の方を対象としています。

セミナーには、「海外とのアニメーション作品における交渉のポイント」「海外アニメーション市場で求められるもの」などがあります。

また、ワークショップには「海外プレゼンスキル向上ワークショップ」などがあり、いずれも海外展開を視野に入れるうえで、欠かせないポイントといえるでしょう。

東京アニメピッチグランプリ

セミナーやワークショップで習得したスキルなどを競うコンテストです。

受賞者は、賞金最大100万円を受け取ることができるだけではなく、MIFA2020への出展支援を受けることができます。

参加費用は無料ですが、応募条件が細かく規定されているので、興味をお持ちの方は公式HPでご確認ください。

令和元年度 都内アニメ産業の海外進出ステップアッププログラム

東京アニメピッチグランプリ 及び MIFA2020出展支援 本日から募集開始!

Tokyo Anime Business Accelerator 事業

東京から海外へはばたけ!東京都のクリエイター海外活動支援【2019年】 まとめ

東京都は継続的なクリエイティブ産業支援を行っており、国内だけではなく海外展開に対する支援も非常に充実しています。

そのため、国内外を問わず幅広く活動をするクリエイターに注目されており、クリエイターの集積が今後さらに予測されます。

ご紹介した施設やサービスに注目することで、新しい出会いがあるかもしれません。

素敵なクリエイターさんとの出会いにぜひご活用ください。