名刺を作成したいと思っているものの、どんな情報を載せるべきか、またどうやって作ればいいか分からずに困っていませんか?
デザインのコト。ではこれまで、名刺デザインや作成に関するさまざまな情報をご紹介してまいりました。
この記事ではその中から、名刺に載せるべき情報や印象に残る名刺にするための工夫、また印刷会社の比較などに関する情報をまとめてご紹介します。
相手の記憶に残る素敵な名刺を作成するために、発注の前にぜひご一読ください。
目次
名刺に載せる情報は2種類に分けて考える
普段から名刺をやり取りしている場合でも、いざ作成しようとすると「あれ?どんな情報が必要なんだっけ?」と悩んでしまうことがあります。
たとえデザイナーに発注したとしても、相手からは基本的な情報しか求められないため、後でこれを入れておけばよかったと後悔することもあるかもしれません。
逆にたくさんの載せすぎると、わかりにくい名刺になってしまうことも。
「見やすい&印象に残る名刺デザインのレイアウトと作成のポイントとは?」では、名刺に載せるべき情報には2種類あると伝えています。
それは「載せるべき情報」と「載せたい情報」です。
【名刺に載せるべき情報】
- ロゴマーク
- 会社名(団体名・屋号)
- 肩書
- 名前
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
- ホームページ
【載せたい情報】
- 会社のキャッチコピーまたはコーポレート・アイデンティティ
- 事業内容
- 顔写真
- SNS情報
- 過去実績・ポートフォリオ
- QRコード
名刺に載せるべき情報と載せたい情報の違い
前者は連絡先や会社名など、あなたのことを知ってもらうために欠かせないものや、連絡するために必要なものを指します。
これらがないと「本当に安心できる会社なの?」「実態はあるの?」など不審がられる恐れがあるため、必ず掲載しなければなりません。
一方、後者は会社や事業について、相手に興味を持ってもらうためのものです。
また、相手に覚えてもらいやすい情報も、載せたい情報に入っています。
精査して掲載しよう
少しでも会社や事業のことを知ってほしいと思うあまり、これらの情報をすべて掲載しようとする人もいますが、それは避けておいたほうが良いでしょう。
なぜなら、情報が多ければ多いほど、わかりにくく、また印象に残りにくくなるからです。
大切なのは、それぞれの情報の特性を理解した上で、何を載せるか、何を削るかを判断することです。
会社や事業内容、今後の戦略などによって、これらは変わってきます。
よく検討した上で、どの情報を掲載するのか考えましょう。
判断が難しい場合は、依頼したデザイナーに相談するのも一つの方法です。
「見やすい&印象に残る名刺デザインのレイアウトと作成のポイントとは?」ではその他にも、見やすい名刺デザインや印象に残る名刺制作のポイントについてご紹介しています。
気になる方は是非チェックしてみてくださいね。
一味違った名刺を作るためのこだわりとは?
名刺は相手に自分を印象づけるためのアイテムにもなります。
「名刺でこだわれるポイント4つ」では、五感に訴えかける名刺を作るためのこだわりを4つご紹介しています。
- 紙質
- 香り
- 形
- 印刷方法
引用元:名刺でこだわれるポイント4つ
紙質で差をつける
ザラザラした紙や半透明の紙など、名刺として扱える紙にはさまざまなものがあります。
紙質が違うと、見た目だけでなく手触りも変わるため、交換した時に「これは普通の紙とは違うな」ということが相手に伝わり、印象に残りやすくなるでしょう。
ここで大切なのが、会社や事業に関連のある紙を選ぶことです。
例えば環境に優しい会社をアピールしたいのであれば、エコ素材を使った紙を選んでみてはいかがでしょうか?
ペットボトルやバナナを使ったもの、また桜やホタテ、竹など、エコ素材には様々なものがあります。
環境以外にも、本社がある地域にちなんだ紙を選ぶときにも、エコ素材は活躍してくれます。
エコ素材だけを取り扱った名刺作成サイト「ecobe!(エコビー)」などを活用すれば、さまざまな素材を探すことができますので、ぜひ活用してみては。
香りで差をつける
実は名刺には香りをつけることもできます。
香りは五感の中でも人間の脳に直接働きかける唯一の感覚と言われています。
そのため記憶に残るような名刺を作るなら、ぜひ活用したいものです。
「株式会社第一印刷」では、さくらやカーネーション森林浴など多数の香りのラインナップがあります。
こうした、心を癒やすような香りを選べば、手渡し時に相手にも好印象を与えられるでしょう。
形で差をつける
見た目で差をつけたいなら、少し違った形の名刺を作ってみてはいかがでしょうか。
型抜きしたものや、アートカットをものなど、さまざまな形のものを発注することができます。
ただし、形を変える際に注意してほしいことがあります。
それは「名刺入れに入るサイズにすること」です。
日本でよく使用される名刺のサイズは55×91cmです。
欧米などはもう少し小さいものを使用しますが、日本では上記のサイズを基準に名刺入れが作られているため、このサイズよりも縦横共に長くならないよう気をつける必要があります。
名刺入れに入らない名刺は、相手に嫌がられるばかりか、整理する時にかさばる恐れがあります。
その結果、机の片隅に消えてしまう…なんてことも。
最近ではデータで名刺情報を保存する方も増えましたが、手渡しで名刺交換する文化は未だに続いています。
相手に「かさばるなあ」と思わせないためにも、こうした配慮の上で形を決めましょう。
印刷方法で差をつける
昔ながらの活版印刷という方法で印刷すれば、高級感やレトロさを感じさせるような、一味違った名刺を作ることができます。
活版印刷とは紙に圧力をかけて、印刷する部分を凹ませて印刷する手法のことです。
活版印刷で生まれた名刺は、文字の部分に少し凹凸ができるので、触った時の印象が変わります。
今ではそれほど一般的な方法ではなくなりましたが、だからこそ活用することで、一味違った名刺を作ることができます。
活版印刷は通常、裏に印刷することができませんが、2枚張り合わせることで印刷ができます。
ただ、とても分厚くなるほか、印刷費も高くなるので、よく考えてから印刷することをおすすめします。
名刺って結局どこで作ればいいの?
デザイナーに名刺作成を依頼した場合でも、データをもらって自分で印刷する場合があります。
また自作した場合、自分で印刷会社を探さなければなりません。
「簡単に名刺印刷の注文ができる印刷会社を比較」では、そんな時におすすめしたい3つの印刷会社をご紹介しています。
- プリントパック
- ラクスル
- グラフィック
いずれも、デザインの知識がなくてもカンタンに印刷でき、さらに仕上がりにも定評があります。
またインターネット上で印刷依頼が完結するので、忙しい方や近くに印刷会社がない方にも便利だといえます。
料金やサポートは会社によって異なるため、詳しくは以下記事を御覧ください。
名刺作成の際に知っておくべきデザインや掲載情報の話まとめ まとめ
名刺は相手に自分の情報を知ってもらうだけでなく、印象づけるためにも必要なツールです。
ぜひ今回ご紹介した情報を元に、あなたらしい名刺を作成してくださいね。