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思わず中身が知りたくなる!センス抜群の会社案内パンフレットの特徴とは?

思わず中身が知りたくなる!センス抜群の会社案内パンフレットの特徴とは?

会社が大きくなってくると、自社紹介のためにパンフレット型の会社案内が必要になります。

しかし、会社案内は何でもよいわけではありません。

一人でも多くのお客様に手に取ってもらい、読んでいただかなくてはなりません。

今回は、思わず読みすすめたくなる、センス抜群の会社案内の特徴をご紹介します。

インターネット社会に会社案内パンフレットは必要?

インターネットが普及したことにより、企業の大きさにかかわらず、コーポレートサイトを持つ企業が増えています。

ひと昔前であれば、名刺には会社の住所と電話番号が記載されていましたが、今ではその下にコーポレートサイトのアドレスやQRコードが記載されているのがほとんどです。

しかし、そのような状況下の中でも、紙媒体であるパンフレット型の会社案内は社会で活用されています。

展示会で新規のお客様へ配布したり、初めて訪問する取引先に挨拶する時や、採用説明会の場面で使われているのです。

コーポレートサイトの場合、お客様側がWebサイトに見に行かなければなりません。

コーポレートサイトにアクセスしたとしても、目的の情報を探すのにスクロールやクリックを何度もしなければならないのです。

それに比べて、パンフレット型の場合は、会社概要や事業内容などの情報がコンパクトにまとめられていて一覧性に優れているため、わざわざコーポレートサイトにアクセスしなくても容易に会社情報を入手することができるのです。

掲載すべきコンテンツは何か

おそらく社会人の方であれば、一度はパンフレット型の会社案内を目にしているのではないでしょうか。

そもそも、パンフレット型の会社案内は、営業マンが自社をプレゼン紹介をすることを想定しています。

そのため、表紙から最終ページにかけて、紹介する順番を考慮して作られているのです。

では、掲載すべきコンテンツを順番に紹介していきましょう。

  • 表紙
  • プロローグ
  • 理念:企業理念、ビジョン、社是、行動指針、クレド紹介、代表挨拶
  • 企業情報:企業情報、組織図、会社の歴史、CSR
  • 事業紹介:事業やサービスの内容、事業戦略、実績
  • 社員紹介:社員の声による業務紹介
  • 裏表紙

パンフレット型の会社案内の場合、8ページか16ページの構成が主流となっています。

そのため紙の重さを考えたとしても、薄くて軽く、持ち運びにも便利であるため、展示会や取引先などでの商談時でも、お客様にそのままお渡しすることができるのです。

そして順番的にも営業マンがプレゼン紹介をする想定で作られていることから、営業マンから直接説明がなかったとしても、ページをすすめるにつれて理解ができるようなコンテンツとなっているのです。

センス抜群のデザインの特徴

取引先などからパンフレット型の会社案内をもらった時、まずは表紙に視線が行くと思います。

企業によってはシンプルに白地に会社名だけが印刷されているものもあるでしょう。

また、もう何年も新しく作られていないのかと思わせるほど黄ばんだものもあるかもれません。

会社案内は会社の顔であり、営業マンが隣にいなくても自社をプレゼンし、アピールしてくれる優秀なツールなのです。

せっかくの会社案内が残念な代物だと、もらった方も残念な気持ちになってしまいます。

会社案内を優秀なツールとするならば、表紙を見ただけで、ページをめくりたくなるようなデザインであることが、まずは必要なのかもしれません。

では、どのような点でデザインを考えなければならないのかをご紹介していきましょう。

ブランディング

生き残っていくために、ブランディングを行っていないところはないといえるほど、企業にとってブランディングを行うことは重要視されています。

そのため、会社案内にも企業ブランディングや事業コンセプトなどを反映させたデザインが好ましいといえます。

企業や事業のイメージをコーポレート・アイデンティティで表したロゴデザインや、コーポレートカラーを使うのも良いでしょう。

製品やサービスをイメージさせるデザインや、事業やサービスのターゲットの性別や年齢層が決まっているのであれば、ターゲット層に刺さるデザインにするのもおすすめです。

表紙から裏表紙までの全てのページにおいて、ブランディングを意識したデザインにすることが重要だといえます。

デザインと内容が一致

例えば、法律事務所や税理士事務所といったお堅い企業の会社案内が、萌えキャラを使ったデザインだった場合、あなたはその会社のことをどのように感じますか?

企業の業種や事業内容とデザインが一致していないと、それを見たお客様は、本当にこの会社は大丈夫なのだろうかと心配になるでしょう。

このように、デザインと企業の業界・業種・事業内容が一致していないと、会社の信用度まで失うことになってしまいます。

中には、あえてデザインと業界・業種・事業内容を一致させずに、斬新さや奇抜さでお客様に興味を持たせる方法もありますが、全てにおいて成功するわけではありません。

会社案内は不特定多数の人が手に取るものです。

誰が見ても「センスが良い」と感じさせるデザインを考えましょう。

扱う商材に合わせた材質の用紙

会社案内に使用する紙の材質は何でもよいというわけではありません。

事業内容や商品・サービスにあわせた材質の用紙を使うことをおすすめします。

例えば、高級な商品・サービスを取り扱っている場合には、表紙を光沢のある厚目の材質の用紙で高級感を出したり、反対に安さや素朴さ、ナチュラル感のある商品・サービスを取り扱っている場合にはエコペーパーにするなど、扱う商材に合わせた材質の用紙を使用することをおすすめします。

またデザインにあわせて、用紙のサイズを縦長や横長だけではなく円形にしてみたり、型抜き加工やエンボス加工をした用紙を使用するのもおもしろいでしょう。

センス抜群の会社案内パンフレットをご紹介!

数ある企業の中で、表紙を見ただけで、ページをめくりたくなる会社案内パンフレットをご紹介しましょう。

今回ご紹介する会社案内は、企業ブランディングがしっかりとされているからこそ生まれたデザインです。

また、表紙の加工や用紙のサイズにこだわっているため、初めてこの表紙を見た人にとっては「ページをめくったら、どのようになっているのだろう」とか「他に何か仕掛けがあるのかな」などと思うことでしょう。

表紙のビジュアルだけで、会社案内を手に取った人がページをめくりたくなるデザインをご覧ください。

三井製糖株式会社

三井製糖株式会社は「スプーン印」でお馴染みの砂糖を取り扱っている会社です。

スーパーの砂糖売り場に行けば必ずある商品であるため、誰でも一度はスプーン印のパッケージを見たことがあるのではないでしょうか。

こちらの会社の会社案内の表紙に注目したいのですが、表紙に大きくスプーン印が描かれています。

この赤と白のスプーン印は、三井製糖株式会社を象徴しているブランディングデザインです。

ロゴでもあるこのデザインを表紙に大きく描くことで、会社の名前がわからなくとも「スプーン印の砂糖の会社だ」と誰しも思わせてしまう力があるのです。

また、この表紙には仕掛けが施されています。

表紙にあるスプーンの部分だけが型抜き加工がされているのです。

ちょうどスプーンの皿部分が白くなっていることから、表紙を見た人は、この白色が「砂糖」と想像をしてしまうのです。

そして、子どもが仕掛け絵本に吸い込まれるように、型抜き加工をされているスプーン型の穴に引き込まれるがごとく、ページをめくってしまうのです。

ブランディングデザインと用紙の加工というデザインによって、読み手の好奇心をかきたてているのです。

三井製糖株式会社パンフレットはこちら

原澤林業株式会社

原澤林業株式会社は群馬県にある林業を営む会社です。

この会社の事業内容である林業というイメージをそのまま会社案内に反映させたデザインです。

林業には欠かせない「木の年輪」をイメージしたデザインで、会社案内のサイズも円形になっています。

初めて表紙を見た時に、レコードに見える方もいるかもしれません。

レコードに見えるから、レコード会社か音楽関係の会社かと思わせておいて、実は木の年輪を表していて事業内容が林業だったとすれば、この驚きと事業内容のギャップですぐに会社名を覚えてくれるかもしれません。

原澤林業株式会社のパンフレットはこちら

思わず中身が知りたくなる!センス抜群の会社案内パンフレットの特徴とは? まとめ

パンフレット型の会社案内は自社の営業マンとして勝手に自社をプレゼン紹介し、アピールしてくれます。

ペーパーレスを推進している世の中ではありますが、一覧性や携帯性に優れていることから、これからも存在しつづけるものでしょう。

センスのあるデザインの会社案内を作成して、お客様の集客力を伸ばしてみてはいかがでしょうか。