デザイン紹介

フィットネスジム業界のロゴをまとめて紹介

この記事では、フィットネスジム業界のロゴをまとめて紹介します。

筋トレ、ダイエット、健康促進など、様々な目的のために、利用者も若者からお年寄りまで増加傾向にあるフィットネスジム業界。

この業界のロゴデザインにはどのような特徴があるのでしょうか。

今回は以下の4つのロゴを、デザイナー視点でまとめました。

  1. ライザップ
  2. コナミホールディングス
  3. ルネサンス
  4. 東急スポーツオアシス

 

①ライザップ


画像引用元:RIZAP|社名の由来

独特なBGMと、有名人の衝撃的なビフォーアフターのCMでおなじみのライザップ。

「30日間で満足できなかったら全額返金保証」をうたい、ダイエットや肉体改善など、ボディメイクに特化したフィットネスジムです。

企業名のRIZAP(ライザップ)は、「rise」と「up」を掛け合わせた造語。

“どん底の状態からでも、その人が望む限り、必ず高く飛躍できる”

という意味が込められています。

ロゴの背景とフォントには、それぞれ黒色と金色が使われています。

この色にも、企業名に込められた思いと同様に、“どんな暗闇の中にいてもその人が望む限り、必ず光り輝く未来は訪れる”

という意味が込められているそうです。

中央から水平方向に色の濃淡のグラデーションをかけることで、光沢感や輝きが増しています。

フォントは少し太めのセリフ体を使い、「力強さ」や「高級感」といったイメージを与えています。

参考:RIZAP|社名の由来

 

②コナミホールディングス


画像引用元:コナミグループブランド

フィットネスジム業界の中でも、ダンスやヨガなど豊富なプログラムが特長的なコナミスポーツクラブ。

水泳や体操など、キッズ向けスクールとしても人気です。

ロゴに使われているフォントは、「Contemporary・Quality(コンテンポラリー・クオリティ)」をテーマに独自に開発されたそう。

太めのフォントで、大企業としての品格や信頼が表れています。

また、このフォントで注目したいのが、上部に付いているセリフ(ウロコのような飾り)が左方向に伸びていること。

このセリフがアクセントとなり、「爽やかさ」「疾走感」「躍動感」といった印象を与えてくれています。

「コナミレッド」と名付けられたこの赤色は、親しみやすさと品質の良さを表現しているそうです。

参考:コナミグループブランド

 

③ルネサンス


画像引用元:ルネサンス|企業理念

国内100店舗と、各地に展開しているルネサンス。

スポーツ初心者からトップアスリートまで幅広く、あらゆる人々の運動・健康づくりをサポートしています。

ロゴのシンボルマークは、人間に見立てた企業名「Renaissance」の「R」と「e」です。

この、寄り添うように並んで走る姿の2人の人間はそれぞれ、ルネサンスのお客様とスタッフ親子や夫婦友達同士など、さまざまな関係を象徴しているそうです。

配色についても、明るい赤とオレンジの2色を使っていて、フィットネスジム業界のイメージにマッチした、エネルギッシュではつらつとした印象を与えてくれます。

参考:ルネサンス|企業理念

 

④東急スポーツオアシス


画像引用元:OASIS

東急グループが手がける、東急スポーツオアシス。

東急沿線に住んでいる人に好まれているフィットネスジムです。

「ひと、とき、輝く。」というコーポレートメッセージを掲げ、その人に絶妙なタイミングで必要なモノ・コトを伝えることで人生を輝かせる、という思いが込められています。

ロゴにはブルー単色が使われています。

一定の横幅でゆらゆらと描かれた、現代的で独特なフォントで、まるで水流のようにも見えますね。

企業名であるオアシスをイメージさせるようなデザインになっています。

参考:OASIS|経営理念

 

フィットネスジム業界のロゴをまとめて紹介 まとめ

フィットネス業界のロゴは、表現の仕方はさまざまですが、どれも共通して“動きのあるデザイン”や“健やかさをイメージさせるデザイン”であることがわかりました。

RIZAP(ライザップ) ゴールドが印象的で、「力強さ」「高級感」を表現したデザイン。
コナミホールディングス 老若男女問わず親しみやすい色を使い、左方向に伸びるセリフによって「爽やかさ」「躍動感」を印象づけたデザイン。
ルネサンス 企業名の頭の「R」と「e」を、寄り添って走る2人の人間に見立てた、エネルギッシュなデザイン。
東急スポーツオアシス ゆらゆらと流れる、現代的で独特なフォントとブルーの色で、水(オアシス)を表現したデザイン。

フィットネスのサービス内容対象とする年齢コンセプト強みなどによって、企業ロゴのデザインで重視すべきポイントも変わってきます

フィットネスをはじめ、健康やスポーツに関連するデザインを考える際には参考にしてみてくださいね。