WEBサイトを作るために必要な準備と2つの作成方法

企業にとって、自社のWEBサイトは必要不可欠な存在です。

企業だけでなくさまざまな団体や個人も、WEBサイトを活用して情報発信を行っています。

しかしなかには、WEBサイトを作りたいけど、何から始めればよいのかわからないという方も多いようです。

そこで今回は、WEBサイトを作るために必要なことについてご紹介しましょう。

WEBサイトの公開のために準備する2つのこと

最初に、ホームページとも呼ばれるWEBサイトの公開のために準備することを知ることが重要です。

WEBサーバーの準備

複数のWEBページで構成されるWEBサイトは、WEBサーバーを介してインターネット上に公開されます。

WEBサーバーとは、インターネット上で情報を公開するコンピュータまたはソフトウェアのことです。

たとえるなら、インターネット上に公開する情報を保管しておくスペースのような空間といえるでしょう。

インターネット上に公開された情報は、WEBサーバーから送られてくるプログラム言語を変換する役割をもつWEBブラウザを通して閲覧できます。

したがってWEBサイトを作るためには、WEBサーバーの契約が必要不可欠となります。

WEBサーバーは、有料のレンタルサーバーで用意する方法が一般的です。

手軽に利用できる無料サーバーもありますが、容量も少なく使える機能にも制限が設けられています。

さらに、作成したWEBサイトに自動で広告が表示されてしまうことも無料サーバーの特色のひとつです。

WEBサイトの目的や利用状況に応じて、最適なプランのWEBサーバーを選ぶとよいでしょう。

ドメインの取得が必要

ドメインとは、WEBサイトの住所のようなものです。

http://で始まるURLの後半部分に表示される「○○○.com」とか「○○○.ne.jp」などがドメインとなります。

会社名や団体名の特徴がすぐにわかる独自ドメインを決めるとよいでしょう。

独自ドメインは年間の維持費が必要ですが、そのままメールアドレスとして使用が可能となります。

さらには、まんがいち何らかの理由でWEBサーバーを変更しても、URLをそのまま使用することができます。

ただし、ドメインは自由に決めることが可能ですが、すでに他のサイトで使用されている場合は同じドメインを使うことができません。

ドメインの取得は、WEBサーバーのレンタルと同時に申し込めるサービスも提供されているので、あわせて利用してみてはいかがでしょう。

WEBサイトを作成する2つの方法

WEBサイトのページ作成は、WEB制作会社に依頼する方法と自分で作成する方法があります。

WEB制作会社に依頼する場合

ページ数の多いコーポレートサイトや優れたデザインのWEBサイトを作りたい場合は、費用は高くなりますが、専門のWEBディレクターやWEBデザイナーがいるWEB制作会社に任せる方法がおすすめです。

また、予算を少しでも抑えたい場合は、WEBデザインからコーディングまでをフリーのWEBデザイナーに依頼する方法もあります。

コーディングとは、インターネット上にWEBサイトの情報を表示させるためにHTMLやCNSなどのプログラムコードに書き換える工程のことです。

自分で作成する場合

一方で、HP作成ソフトを活用すると、自分でWEBサイトのページを作成することが可能です。

WEBデザインやプログラム言語に関する専門知識がなくても、簡単にWEBページを作成するソフトがネット上で数多く提供されています。

なかでも、CMSとよばれるWordPressやJoomra!、concrete5は無料で利用できるオープンソースとして知られています。

CMSとは、Content Management Systemの略で、自動でHTMLやCNSなどのコードソースを記述するソフトウェアのことです。

テンプレートも豊富に用意されており、目的に応じたテーマを選ぶことができます。

ただし、無料で活用できるCMSですが、サポート機能は搭載されていないのでWEBページ作成の基本的な知識は必須ともいえます。

WEBサイト公開の手順

出来上がったWEBページを、契約したWEBサーバーにアップロードすることでWEBサイトを公開することができます。

WEB制作会社に依頼した場合は、公開までの工程をすべて行ってくれます。

また、FTPソフトと呼ばれるファイル転送ソフトを使って、自分のパソコンからWEBサーバーにアップロードすることも可能です。

ファイル転送ソフトとは、データを保存しているパソコンからWEBサーバーにファイルをアップロードしたりダウンロードするソフトウェアのことです。

WEBサイトは公開したあとで、更新や修正の作業が必要となりますので、ファイル転送ソフトは必須のツールといえるでしょう。

WEBサイトを作るために必要な準備と2つの作成方法　まとめ

WEBサイトを作るためには、WEBの仕組みや公開方法などの基本的な知識を知っておくことが必要です。

ただし、WEBサイトを公開するだけでは、多くの人がアクセスする優良サイトになるわけではありません。

ニーズに合わせたWEBデザインはもちろん、ユーザー目線を意識したユーザビリティや万全のセキュリティ対策、アクセス解析などひと手間かけた工夫が必須ともいえます。

SNSを利用することで誰でも簡単に情報を発信できる今だからこそ、WEBサイトが果たす役割の真価が問われるのではないでしょうか。