企業が集客目的でSNSを活用するのは一般的となりました。
フォロワーを増やそうと日々「映える」写真を撮るのに一苦労しているSNS担当者も多いのではないでしょうか。
そんな時に活躍するのが、スマホの写真加工アプリです。
写真加工アプリと聞くと、女子高生だけのものなんて思っていませんか?
今回は、各SNSの現状の動向とともに、それぞれで使える写真加工アプリをご紹介しましょう。
目次
2020年はターゲットによってSNSを使い分けよう
SNSなら何でも良いというわけではありません。
商品やサービスのターゲットが何なのかによってSNSを使い分ける必要があります。
まずは、SNSの中でもよく使われているのではないかと思われるFacebook、Instagram、そしてTwitterについて解説していきましょう。
全世界におけるアクティブユーザー数が25億人(2019年12月現在*)と、全世界の中でトップクラスのシェアを誇るFacebookは巨大なプラットフォームと言えます。
実名登録制であることから投稿の信用度が高く、企業においては広報としてオフィシャルな情報を定期配信するのに適しています。
日本におけるアクティブユーザー数は2,600万人(2019年7月現在**)で、以前は幅広い年齢層での利用が見られました。
しかしながら昨今、10代~20代の若者のユーザー離れが顕著であるため、Facebookでアプローチをするならば、30代~50代をターゲットとした商品やサービスがおすすめです。
特に信用度の高さが重要となる医療関係やエステ、学習塾や結婚相談所などの業種が適しています。
*参照元:https://about.fb.com/ja/news/2020/01/2019_fourth_quarter_results/
**参照元:https://japan.cnet.com/article/35139021/
2012年にFacebookの傘下となったInstagram。
以前はInstagramでしかできなかった機能も、最近ではFacebookでもできるようになるなど、機能面についての差別化はなくなりつつあります。
Instagramでは写真や動画を通して、世界観を表現することで、ユーザーの感性に訴えることができます。
そのため、インスタ映えしない写真や動画でなければ、その投稿が逆効果となりフォロワーが減ってしまうこともあるようです。
日本でのアクティブユーザー数は3,300万人(2019年3月現在*)で、10代~20代の若者によるユーザーが多く、Instagram Day TOKYO2019**によると、1ヶ月間に利用している総時間数は1億時間以上という報告も。
起床から就寝までの間、幅広い時間帯で利用され、Instagramの投稿をみてから行動するという傾向にあります。
Instagramでアプローチをするならば、断然10代や20代をターゲットとするのが良いでしょう。
そして、写真や動画を一目みてパッと目をひくような画力がある商品やサービスがある業種に適しています。
例えば飲食店やアパレルショップ、ヘア・ネイルサロンなどはInstagram向けと言えるでしょう。
*参照元:https://about.fb.com/ja/news/2019/06/japan_maaupdate-2/
140文字という短い文章で構成されたツイートが、リアルタイムで拡散されるTwitter。
日本でのアクティブユーザー数が4,500万人(2017年7月現在*)とFacebookやInstagramよりも多く、幅広い年齢層が利用しています。
拡散力が大きいため、企業においてもTwitterを利用したキャンペーンが多く展開されています。
しかし、Twitterの難点が炎上です。
たまたまツイートした内容が大炎上を招いてしまうという可能性があるため、内容を精査して投稿する必要があります。
ハイリスク・ハイリターンである分、バズった場合には影響力が大きいのがTwitterの特徴です。
適している業種は一概には言えないのですが、ゲームやアニメ関連、映画や音楽活動などエンターテイメント性がある業種が宣伝ツールとして使用しているのが多いようです。
*参照元:https://twitter.com/TwitterJP/status/923671036758958080
SNSにどんな写真を使っていますか?
SNS集客は更新頻度をあげれば対策できていると過信していませんか?
なんとなく写真をとり、適当な文章を付けて投稿すれば、興味を持ってくれた人が拡散してくれる…なんて淡い期待を持っていては、SNS集客はできません。
行ってみたい、食べてみたい、買ってみたいと消費者が共感する写真や動画をもって、スタートラインに立てるのです。
生まれた時からインターネットを使うことが当たり前であった20代~30代においては、商品やサービスをSNSで検索することが一般的です。
また、SNSから受動的に流れてくる写真や動画により、購買行動を起こさせることもできます。
受動的に流れてくる多くの写真や動画から、いかに消費者が共感する「映える」写真や動画を使うことが重要なのです。
写真は縦型?横型?どちらが良いのか
SNSで写真を投稿する時に、写真を撮る方向について気にしたことがありますか?
パソコンを介して見ることの多いブログやホームページの場合には、横型の写真が好まれます。
なぜなら、私たちがいつも見ている景色は横型であり、パソコンを通してみると、横型の方が慣れているからです。
一方、SNSの場合は、パソコンで見るというよりはスマホを介して見ることの方が多くないでしょうか。
SNSをよく利用する20代や30代の場合、いくら横型の写真や動画であっても、見やすくするためにわざわざスマホを横向きにしない傾向にあります。
そのため、ダイレクトに写真や動画が伝わりにくいのです。
SNSで写真や動画を投稿する場合には、スマホを立てたまま見ることができる縦型で撮影することをおすすめします。
縦型にすることで、商品を大きく映すことができるため、ユーザーに対してダイナミックな印象を与えることができます。
一眼不要!映える写真になるおススメアプリをご紹介
SNSで投稿する写真を撮るために、光の加減や色彩など気を使うことが多く、手持ちのスマホでは、映える写真なんて撮れないと思っていませんか?
きっと良いカメラを買えば、素晴らしい写真が撮れると思い、一眼レフカメラを買ってみたものの、知識も技術もないために頓挫している…なんていうことはないでしょうか。
高いお金を出して一眼レフカメラを買わずとも、手持ちのスマホのカメラでも十分「映える」写真を撮ることができます。
デフォルトで内蔵されているカメラを使っても、もちろん良い写真は撮れますが、写真加工アプリを使うと誰でも簡単に「映える」写真を撮ることができます。
SNS集客をするためにおススメのアプリをご紹介しましょう。
Adobe Lightroom
プロのカメラマンも愛用している定番PCアプリ「Lightroom」のモバイル版です。
角度調整や歪み矯正、明るさやトリミングという基本補正だけではなく、大気や光線などによって生じるモヤを除去して鮮やかに見せるかすみ除去機能などを行うことができます。
PCと同期することもできるため、複数のカメラで撮影した写真を一箇所に保管することもできます。
- 提供会社:Adobe.Inc
- 対応OS:iOS、Android
- 価格:無料(一部機能は有料)
TouchRetouch
写真の背景に不要なものが映り込んでいたなんていうことはありませんか?
そのような時に最適なのがこのアプリです。
不要なものが人でもモノでも、何でも消すことができます。
消したあとも自然に周りの背景にあった色彩に自動補正されるため、見た目には全くわかりません。
SNSで写真を投稿するなら一つは持っていたいアプリではないでしょうか。
- 提供会社:ADBA Soft GmbH
- 対応OS:iOS、Android
- 価格:250円
Foodie
食べ物の写真をいかに美味しそうに撮影できるかに特化して開発されたアプリです。
アプリ内のカメラは使用せずに、すでに撮った写真を加工した方が画質が下がることがないためおススメです。
ピントの性能が高いので、食べ物以外にも接写することの多いアクセサリーやコスメなどの商品を撮るのにも適しています。
- 提供会社:SNOW INC.
- 対応OS:iOS、Android
- 価格:無料
正方形さん
Instagramの写真サイズは正方形が基本です。
縦長・横長の写真を正方形サイズに編集することができるのが、こちらのアプリ。
サイズを正方形にするだけではなく、明るさやトリミングなどの基本的な補正機能まで備わっています。
Instagramを利用しているのであれば、利用したいアプリではないでしょうか。
- 提供会社:FANG Inc.
- 対応OS:iOS、Android
- 価格:無料
スマホで簡単!SNSで映える写真加工アプリの活用術とは? まとめ
SNS集客を成功させるためには、それぞれのSNSのターゲットの特性を理解し、彼らが共感する投稿を行うことが大切です。
彼らが共感するためには、映える写真で彼らの目を引く必要があります。
写真加工アプリを使うことで、映える写真が共感へと代わり、集客へと繋がるでしょう。