社外プレゼンにおいて、資料のわかりやすさや説得性、また信用性の高さは重要なポイントです。
見せ方や内容を工夫することも大切ですが、実はもっと簡単に説得性や信用性を上げる方法があるのをご存知ですか。
それが「プレゼン資料にロゴマークを付けること」です。
今回は社外資料に自社ロゴマークを付けるべき理由やその際の注意点、他社ロゴを使用する際に心がけておきたいことについてご紹介します。
目次
社外プレゼン資料にロゴマークを付けると得られる2つの効果
社外プレゼン資料にロゴを入れると、以下のような効果が見込めます。
・自社の資料であることがすぐに分かる
・資料の説得力が増す
自社の資料であることがすぐに分かる
ロゴマークを入れておくことで、どの会社の資料なのかをすぐに見分けることができます。これは社外プレゼンの場合に特に重要です。
社外プレゼンでは競合他社も同じように資料を用意しています。
そのためロゴがなかったり、どの会社の資料なのかよく分からなかったりすると、探すのが面倒なだけでなく、印象も薄くなってしまいます。
社名を見れば一目瞭然ですが、残念ながらプレゼンされる側はそれほどしっかり資料を見てはいません。
またわかりにくいものや、読むのに苦労するような資料は、内容にかかわらず嫌煙され、議題にも上らない可能性があるのです。
その点ロゴマークは文字よりも視認性が高いため、ひと目見ただけでどの会社の資料なのかがすぐにわかりますし、それだけで「わかりやすい資料だな」と相手に印象づけることができます。
内容を吟味してもらうためにも、まずは資料の表紙にロゴマークを付け、わかりやすさを主張することが大切です。
資料の説得力が増す
ロゴマークを付けることで「この資料の内容は会社を代表した意見である」ことを伝えられるだけでなく、「もし承認いただけた場合、会社の責任のもと、必ずやり遂げます」という会社の意思も表すことができます。
もちろんロゴマークがなくても、会社を代表する内容であることは間違いありません。
しかし、ついているかどうかで視覚的に相手に自社の責任感を伝えることができるのです。
プレゼン資料のどこにロゴを入れる?
ロゴマークはどこに入れても問題ありません。
しかし「あなたの会社の資料であること」を相手に印象づけるという意味では、以下がおすすめです。
・表紙
・ヘッダーまたはフッター
表紙は多くの人が最も目にするページですので、ロゴマークはぜひ入れておきましょう。
ロゴタイプの場合だと、それだけで自社の資料であることが明確になるので、会社名を改めて記載する手間が省けます。
ロゴマークの場合、タイトルの背景や右上、中央などさまざまな場所に配置できますので、レイアウトに合った場所を選びましょう。
またすべてのページにさり気なくロゴマークを表示したいなら、ヘッダーやフッターに入れておくのがおすすめです。
ロゴマークカラーやコーポレートカラーに合わせて作成を
また、プレゼン資料はロゴマークのカラーやコーポレートカラーに合わせて作成するのがおすすめです。
コーポレートカラーとは企業や団体を象徴するカラーのことです。
多くの場合、ロゴマークもコーポレートカラーに合わせて作られています。
もしコーポレートカラーがない場合は、ロゴマークに使われているカラーに合わせて資料を作ると、統一感のある見た目に仕上げられるでしょう。
会社ロゴ使用時の注意点は?
自社のロゴマークを使用する場合には、いくつか注意点があります。
・ロゴマークのレギュレーションを守る
・コーポレート・アイデンティティにのっとった使い方をする
ロゴマークのレギュレーションを守る
レギュレーションとは、ロゴマークを使用する際の決まりごとをまとめたものです。
ロゴマークの取扱説明書と言ってもいいかもしれません。
すべての企業が必ず持っているわけではありませんが、もしレギュレーションがあるならその内容に従って使用することをおすすめします。
レギュレーションは専門用語が並ぶような難しいものではなく、「縦横比を守る」「この色を使う」といった基本的な情報がほとんどですので、使用の際はぜひ一度チェックしてみてください。
コーポレート・アイデンティティにのっとった使い方をする
コーポレート・アイデンティティとは、企業の独自性や特徴を社内外に伝えるための概念や戦略のことです。
ロゴマークも社外に会社のことを伝えるツールのひとつですので、コーポレート・アイデンティティにのっとった使い方をする必要があります。
こちらもすべての企業が有しているわけではないので、一度総務課や広報課などに相談してみるのがおすすめです。
他社ロゴを使用する場合は注意
一方、資料の中で他社のロゴマークを使う場合は、引用画像であることを明記しておくのがよいでしょう。
過去の判例によると、ロゴマークは一般的な芸術作品とは異なり、著作物性が認められにくいとされています。
「それなら使っても問題ないのでは?」と思えますがが、プレゼン先に「画像を無断利用している企業」と捉えられるかもしれません。
また、万一該当の企業が資料を目にした時に「自社のロゴを勝手に使っている」と思われ、心証を悪くする可能性もあります。
こうしたリスクを避けるためにも、他社ロゴマークを使用する際は以下に注意しましょう。
・引用である旨を記載する
・引用元を記載する
社外プレゼン資料に会社ロゴを入れるべき理由と使用時の注意点 まとめ
社外プレゼンの際は、内容だけでなく見た目の印象にも気をつける必要があります。
今回ご紹介した内容を元に「選ばれる社外プレゼン資料」作成を目指してみましょう。
オリジナルテンプレート作成機能を使って、自社ロゴを配置したデザインフォーマットを用意しておくと、より簡単に作成できますので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。