特定のスポーツチームを支援する代わりに、企業や自社商品の広告をさまざまな場所に掲示してもらえるスポンサー契約。
たくさんのロゴマークがついたユニフォームを着て戦うアスリートたちの姿を、みなさんも一度は目にしたことがあるでしょう。
中には、思わず検索してしまうような「気になるロゴマーク」に出会った人もいらっしゃるのでは。
特徴的なロゴマークほど、スポーツ観戦の際には気になるものです。
場合によってはSNSで大きな話題になる可能性もあります。
他にも、スポンサーとしてロゴマークを広告枠に掲示することにはさまざまなメリットがありますのでご紹介します。
目次
スポンサー広告にロゴマークを使うメリットは意外と大きい
主なメリットにはこのようなものが考えられます。
- 視認性が高く認知されやすい
- 会社の姿勢を示すことができる
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
① 視認性が高く認知されやすい
ロゴマークは文字よりも視認性が高いため、目にする時間が短くても観客の印象に残りやすいというメリットがあります。
そのためロゴマークだけをスポンサー広告枠に掲載するという企業は少なくありません。
特にスペースが限られているユニフォームやヘルメットといった箇所は効果が高いと考えられています。
その分スポンサー料も割高となりますが、企業の方針やターゲット層によっては費用以上の効果を見込むことができるでしょう。
認知されやすい=話題になりやすい
近年はSNSの普及により、良くも悪くも話題が世界中で一気に盛り上がりやすい傾向にあります。
特徴的なデザインだったり意外な企業のロゴが入っていたりした場合は、一気に大きな話題になる可能性があるのです。
例えば、2017年からFCバルセロナと4年間のパートナー契約を結んだ楽天のロゴマークは、多方面で大きな話題となりました。
画像引用元:【NIKE公式】ナイキ FCバルセロナ キット. Nike.com【公式通販】
FCバルセロナといえば、世界的に有名なフットボールチームとして知られています。
そのため契約金は、年間なんと約67億円。
一見高いように感じますが、楽天の三木谷浩史氏はあるインタビューで「採算は十分にあっている」と語っています。
実際に胸に楽天ロゴが入ったFCバルセロナのユニフォームがお披露目されたときには、SNSで大きな話題となりました。
今回の楽天のスポンサー料は桁違いですが、スポンサー広告枠にロゴマークを掲載するということは、価格にかかわらず認知度を高めたり、世間に話題を提供したりする元になることは間違いないでしょう。
② 会社の姿勢を示すことができる
またスポンサーになることで、企業そのものの姿勢や将来の方向性なども示すことができます。
例えば本社所在地にあるスポーツチームのスポンサーになることは、地域貢献につながります。
スポーツ自体の認知度やチームの力は関係ありません。
会社として地元とのつながりを大切にしていることをアピールできるだけでなく、地元の人々に知ってもらえるという意味でも、大きなメリットがあるといえるでしょう。
また、会社として今後何に力を入れていきたいのか、何をしていきたいのかという姿勢も伝えることができます。
例えば先程ご紹介した楽天の三木谷浩史氏は、先程のインタビューでこのように語っています。
別に名前を売るだけが我々のビジネスではなく、スポーツを通じて楽天が目指す方向性、サービスの方向性を、みなさんに理解していただければと思っています
引用元:バルサのスポンサーになぜ楽天が?三木谷浩史会長に独占直撃。(2/5) – 海外サッカー – Number Web – ナンバー
まさに楽天という企業の今後を指した言葉です。
このようにスポンサーになることで、会社としてスポーツや地元貢献をどのように考えているか、今後どのような展望を描いているかを示すこともできるのです。
またスポーツチームと先進的な取り組みができれば、企業の技術力や取り組みなども伝えることができます。
2017年からFCシャルケ04のスポンサーとなったドイツのオンラインスーパーマーケット「AllyouneedFresh」は、ユニフォームの袖についた自社のロゴマークに決済チップを搭載し、話題となりました。
このロゴをかざせば、シャルケのホームスタジアム内でキャッシュレス決済ができるというもので、試み自体は世界初だそうです。
Zusammenarbeit mit einzigartigem Innovationscharakter: @AllyouneedFresh wird Ärmelsponsor des #S04. https://t.co/rtFVTaIdKE pic.twitter.com/6jhBm2ZYue
— FC Schalke 04 (@s04) May 17, 2017
ロゴマークに注目が集まるだけでなく、企業の取り組みにまで注目させる仕組みづくりはさすがですね。
スポンサー料を抑えたいなら
このようにスポーツチームのスポンサーとなってロゴマークを露出することには、さまざまなメリットがあります。
しかし、気になるのが膨大な契約料です。
プロ野球やJ1チームの場合、億単位の契約になることも少なくありません。
広告宣伝費をできるだけ抑えたいと思う企業なら、なおのこと二の足を踏んでしまうのではないでしょうか。
実はスポンサー料をできるだけ抑えたい場合におすすめしたい方法があります。
それはマイナースポーツや障がい者チームとのスポンサー契約です。
こうしたチームはメジャースポーツよりもスポンサー料が比較的低く設定されています。
メジャースポーツに比べて注目度はそれほど高くはありませんが、オリンピックなどの結果によっては急に注目を浴びる可能性もあるのです。
ロゴを露出したい人必見!スポーツチームのスポンサーになる2つのメリット まとめ
スポーツスポンサーになってロゴマークを露出するメリットは、大きくふたつあります。
- 視認性が高く認知されやすい
- 会社の姿勢を示すことができる
場合によってはSNSなどで話題になる可能性があるほか、スポンサーとしての支援を通して地域貢献や会社の技術力・取り組みなども知ってもらうことも可能です。
ロゴマークを作る際にはぜひ一度スポンサー契約も検討してみてはいかがでしょうか?