画像編集や加工ソフトのスタンダードといっても過言ではないフォトショップ(Photoshop)。
使用するためにはある程度知識が必要ですが、ダウンロード版が月額で利用できることや、Windowsでも使えるようになったことなどから、非デザイナーにも使いやすいソフトとなっています。
そこで今回は、フォトショップを使ってどんなことができるのか、またデザイナーに発注する際に知っておきたい情報などについてご紹介します。
目次
フォトショップで何ができる?
フォトショップは主に写真の編集や修正、加工に長けており、印刷物のほかWEBサイトデザインなどにもよく利用されているソフトです。
ゼロから何かを作り出すというよりも、写真を加工・編集して制作物に合成することに適しています。
フォトショップでできることは多岐にわたりますが、大きく3つの分類に分けることができます。
- 写真の加工・編集
- グラフィック作成
- さまざまな種類のブラシを使った加工
- イラスト作成
- 印刷物の作成
写真の加工・編集
写真の中の物を消したり、追加したりできるほか、一眼レフ風や手書き風など雰囲気を変えることも可能です。
他にも複数の写真を重ねて作品を作ったり、被写体の髪や肌の色などを変えたりすることもできます。
写真の加工・編集はフォトショップが最も得意とする分野です。グラフィックや印刷物の作成の根幹にあたる部分にもなっています。
グラフィック作成
写真を組み合わせたり編集したりすることで、さまざまなグラフィック作品を作り出すことができます。
また立体感を出したような作品作りに適していることも、フォトショップの特徴です。
さまざまな種類のブラシを使った加工
ブラシの種類が増やせることも、フォトショップの大きな特徴のひとつ。
ブラシを変えることで、作品の幅が大きく広がります。
インターネット上ではたくさんのブラシ素材が配布されていますので、フォトショップを利用するならぜひチェックしてみましょう。
イラスト作成
イラストはイラストレーター(Illustrator)のほうが作りやすいですが、ペンタブを利用することでフォトショップでも作成が可能です。
またイラストを取り込んで色を付ける事もできます。
このようにイラストや写真を組み込むのであればフォトショップのほうが便利でしょう。
フォトショップをよく使う場面は?
フォトショップは業種を問わず、さまざまな作品作りに利用されています。
特にデザイナーやデザイン会社では、主に以下のようなことにフォトショップを利用しています。
印刷物の作成
ポスターや名刺、パンフレットなど印刷物の作成によく用いられています。
WEBサイトのレイアウトや素材デザイン
WEBサイトを作成する際に発生するレイアウト作成の際に利用されることが多いです。
他にもバナーやアイコンなどの作成に適しているので、多くのWEBデザイン会社ではイラストレーターとフォトショップを併用してサイトを作成しています。
グラフィック・CGデザイン
グラフィック作品の作成にもフォトショップはよく利用されています。
デザイナーに依頼する際に押さえておきたいフォトショ情報
さまざまなことができるフォトショップですが、どんな無理も叶えられるわけではありません。
依頼内容によっては大きな修正になってしまい、締切に間に合わないという事態に陥る可能性もあります。
ここでは非デザイナーが知っておきたいデザイン依頼時の注意点について、フォトショップに絞ってご紹介します。
最初に作成物の目的や用途などを明確にしておく
ポスターから名刺まで、さまざまなものが作れるフォトショップですが、何でも瞬時に作成できるわけではありません。
また制作物に合わせてサイズや色合いなどを調整しなければならないことも多いので、事前に目的や用途を明確にしておくとよいでしょう。
デザイナーはそれぞれの制作物に汎用できるような作品を作りやすくなります。
使える素材や色指定は最初に行っておく
会社のロゴやコーポレートカラー、また使用したい画像素材などがある場合は、最初にデザイナーに共有しておきましょう。
途中でカラーが変えられるからといっても、デザイナーは作品や目的に合わせたカラーや素材を厳選して使用しています。
そのため途中で「このカラーが良い」「あの写真を使ってくれ」と言われてしまうと、一から構想を練り直さなくてはならない可能性があるのです。
Photoshop(フォトショップ)って何?非デザイナーが知っておくべき主なポイント まとめ
フォトショップを利用することで、印刷物からWEBデザイン、グラフィックまでさまざまなものを作ることができます。
またインターネット上には使い方やコツがわかりやすく掲載されていたり、素材が多数アップされていたりするため、専門の学校に通わなくても使い方が習得できるのもポイントです。
今回ご紹介した内容を踏まえて、フォトショップを一度触ってみるのも良いかもしれませんね。