デザイン紹介

商品やパッケージに活用しよう!インスタ映えするデザイン4つの特徴

Package design for Instagram

昨今、商品は質の良さや、美味しさだけではなく、デザイン性も重要視されるようになりました。

インスタ映えするデザインを取り入れている商品は、Instagramで紹介されると瞬く間にブームになります。

では、どのようなデザインがインスタ映えするのでしょうか。

今回は、インスタ映えがするデザインの特徴とその商品例を挙げてご紹介していきましょう。

「インスタ映え」ってどんな意味?

巷では「インスタ映え」という言葉をよく聞きますが、どんな意味なのかご存知でしょうか。

SNSの代表格であるInstagramに写真を投稿した時に、写真の見栄えがよい「映えた」状態のことを意味します。

本来は、写真とともに投稿の内容(文章)も含めて「インスタ映え」と言うようですが、写真だけが良い、フォトジェニックな状態のことでも「インスタ映え」という言葉を使う場合もあります。

この「インスタ映え」という言葉は2017年のユーキャン新語・流行語大賞にて年間大賞に選ばれるなど、今となっては誰でも一度は聞いたことのある言葉となりました。

インスタ映えすると評価が高い?!

日頃からInstagramを使っているユーザーは、インスタ映えの写真や投稿を見て、興味を持ったり共感したりすると、画面上にある「いいね!」というハートマークをクリックします。

その「いいね!」の数が多ければ多いほど、その写真や投稿に対して評価が高いということになります。

インスタ映えする写真や投稿を常に行い、多くの「いいね!」をもらっている個人の方であれば、インフルエンサーやインスタグラマーと呼ばれるようになるでしょう。

インフルエンサーやインスタグラマーがあげた写真や投稿内容によって、商品の売上が左右されてしまうこともあるのです。

インスタ映えはビジネスチャンスに

インスタ映えのする商品やパッケージを作り、紹介すると、まずはインフルエンサーやインスタグラマーが興味を持ちます。

そして、彼らがInstagramへオシャレな写真で投稿することで、それを見たユーザーは興味を持つのです。

その商品やパッケージのデザイン性、またその商品を見た時の衝撃度が大きいと、その投稿をリポストして拡散しようとします。

企業は、自社のアカウントでInstagramにインスタ映えするような写真を投稿し、宣伝することも大切ですが、まずはインスタ映えする商品やパッケージを作ることが大切でしょう。

インスタ映えする商品やパッケージを作ることで、企業が一生懸命になって宣伝をしなくとも、ユーザーが勝手に宣伝をしてくれるのです。

その商品がブームになれば、売上もあがります。

そして、会社の評価もあがるでしょう。

インスタ映えを最大限に活用した「タピオカミルクティー」

2018年からブームとなっているタピオカミルクティー。

実は日本でブームになったのは、今回だけではないのです。

今のこのブームは第3次ブームと言われています。

最初のブームは2000年頃。

黒タピオカがカエルの卵に似ていたことから、その不気味さとモチモチとした食感でブームになったそうです。

次のブームは2008年。

実は、第1次ブームの時の黒タピオカと今の黒タピオカの味や食感は大して違いがなく、ブームの火付け役はInstagramだったのです。

タピオカミルクティーは、500~700円と飲み物にしては高いです。

しかし手が出せない値段でもない。

そして、飲むとタピオカのおかげか、腹持ちが良かったりします。

そして、タピオカミルクティーという名前はありますが、色々な茶葉を使ったメニューもあるので、一般的なミルクティーの色だけではなく、抹茶色だったり、ソースやトッピングによって色々な色も存在します。

そしてタピオカミルクティーが入っている容器のバリエーションの多さ。

通常の透明カップだけではなく、牛乳瓶やメイソンジャーに入っていたり、お店のカワイイロゴが入っていたりと、女心をくすぐる要素がタピオカミルクティーにはたくさんあるのです。

商品としてもインスタ映えしているタピオカミルクティーは、誰かが投稿した写真が元で、それを見たユーザーがお店へ訪れ、同じものを買い、写真を投稿する…というサイクルができあがったのです。

そして、一般のユーザーであってもインフルエンサーとして、タピオカミルクティーを多くの人に宣伝し、ブームとなっていったのでした。

インスタ映えするデザインの特徴とは?

インスタ映えのする商品やパッケージは、人の心をとりこにします。

そして、「いいね!」をつけてもらいたくて、ユーザーはその商品やパッケージの写真を撮り、Instagramへ投稿します。

つまり、勝手に宣伝してくれるのです。

ビジネスチャンスに変えるためにも、これから商品やパッケージを作る時に、「インスタ映え」という要素も一つに入れてみてはいかがでしょうか。

ではインスタ映えするデザインの特徴を紹介しましょう。

1.カラフル

カラフルな色使いは、フィードやストーリーズを眺めている中で、パッと目に飛び込んできます。

パステルカラーは、原宿からはじまった「カワイイ」文化を象徴するカラーであり、また原色カラーは元気をもらえるだけではなく、海外のもののような非日常を感じることもできます。

カラフルな商品やパッケージは日本人だけではなく、外国人にも人気があります。

「カラフル」と「カワイイ」、また「カラフル」と「ポップ」などの組み合わせのデザインが人気を生んでいるのです。

外国人向けの商品やパッケージを検討するのであれば、カラフルな色使いは外せないのではないでしょうか。

例)Eddy’s Ice Creamのアイスクリーム

2.カフェ風

カフェはリラックスできる場でもあるため、同じように自分の家のインテリアデザインもカフェ風にしたいと思う女性は多く存在します。

自分の家のインテリアデザインを、インテリア雑貨や食器、カトラリーで満たすことで、家でもカフェ気分を味わいたいと思うからです。

普通のご飯でも、カフェ風の食器やカトラリーを使うと、すぐさまカフェ飯に。

オシャレなカフェ飯の写真はインスタ映え間違いなしです。

例)ニトリの食器

3.ミスマッチ

私たちが一般的に「これはこうだ」と思っている常識からかけ離れているイメージや、意外性のあるものには、誰でも驚かされ、思わず「いいね!」をつけてしまいたくなります。

例えば、味は美味しいけど不味くみえるような色合いの食べ物や、中国風の建物なのに鳥居がある神社など、「この組み合わせってあり?」と思わせるものが、インスタ映えになるのです。

また、靴や靴下などの2つで1つの商品は、一般的に2つとも同じデザインですが、それぞれ異なるデザインにすることでミスマッチを生み出すことができます。

常識という概念から外れた商品が、うける商品なのです。

例)インド料理レストラン クリシュナのオホーツク流氷カリー

4.規格外

通常ではありえない量や大きさのものは、誰でも圧倒されてしまうと思います。

一般的に「大盛り」というと普通盛りの2倍程度の量や大きさだと思ってしまいますが、その量や大きさが普通盛りの5倍と規格外に量や大きさがあったら驚きます

よね。

この驚きと、そのビジュアルがインスタ映えになるのです。

ただし、インスタ映えをねらうユーザーは、美味しさではなくビジュアルが映えているかだけを求めます。

飲食店のメニューとして規格外のメニューを検討されるときには、食べ残しなどの廃棄問題にも繋がってきてしまうので、よく考えてから商品化を行いましょう。

例)深川つり舟のかきあげ丼

商品やパッケージに活用しよう!インスタ映えするデザイン4つの特徴 まとめ

タピオカミルクティーのように、インスタ映えがする商品を作ることによって、一般ユーザーが広告塔となり宣伝してくれる時代に突入しています。

広告・宣伝にお金をかけたくないと思われるのであれば、商品やパッケージのデザインをインスタ映えのするデザインにしてみてはいかがでしょうか。

そのデザインが数年後にブームとなっているかもしれません。