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見て楽しい!飲んでおいしい!オシャレな日本酒ラベルを7点ご紹介!

見て楽しい!飲んでおいしい!オシャレな日本酒ラベルを7点ご紹介!

女子会などの友達同士の飲み会や、宅飲みなどの持ち寄りパーティで飲まれることが多い日本酒。

「私も持っていきたいけど、何を選べばよいのかわからない」という方もいらっしゃるかもしれません。

そこで今回はオシャレな日本酒ラベルの日本酒をご紹介します。

オシャレなラベルの日本酒を持っていけば、注目されること間違いありません!

よくある日本酒ラベルの特徴は?

日本酒と聞いて、ラベルに大きく毛筆体で日本酒の銘柄名が書かれているものを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

ラベルには「自分で作った日本酒を多くの人に飲んで欲しい」、そして「多くの人にこの日本酒を知って欲しい」という蔵元の意思表れています。

だからこそ、銘柄名をアピールするためにも、ラベルいっぱいに大きく縦書きで、日本らしい毛筆体で描かれているのでしょう。

この日本酒ラベルですが、実は表示義務があるのをご存知でしょうか。

表示すべき必須項目は以下の10項目です。

日本酒には表ラベルと裏ラベルがあり、そのどちらかに記載しなければなりません。

  1. 「清酒」か「日本酒」の表示
  2. 原材料名
  3. 製造時期
  4. 容量
  5. アルコール度数
  6. 製造者の氏名(名称)と所在地
  7. 保存または飲用上の注意事項
  8. 未成年飲酒防止に関する表示
  9. 原産国名(輸入品のみ)
  10. 外国産清酒を使用した場合にはその旨表示

この他にも蔵元によっては、「純米酒」「吟醸酒」「本醸造酒」などの特定名称酒を表示していたり、甘口や辛口を見分ける日本酒度などを表記しているところもあります。

これらの表示項目は、日本酒を選ぶ大切な要素だといえるでしょう。

ジャケ買いもあり?!オシャレな日本酒ラベルをご紹介!

2019年8月現在、国内での日本酒の市場は、1973年のピーク時に比べて1/3の出荷量となっています。

しかし、純米酒や吟醸酒などの特定名称酒の出荷は増加傾向にあるのをご存知でしょうか。

ここ数年の国内日本酒ブームの再来では特に、中高価格帯の特定名称酒が好まれているためのようです。

また、海外でも日本酒はオシャレなアルコール飲料として密かに流行しています。

それゆえ、ラベルを他の日本酒にはないデザインにすることも、消費者から注目を集めるためには重要なのです。

では、オシャレな日本酒ラベルの中から7点をご紹介しましょう。

DATE SEVEN Episode Ⅳ(宮城県/川敬商店他)

DATE SEVEN画像引用元:DATE SEVEN(Facebook)

宮城県の若手・中堅の7蔵元が結集したユニット「DATE SEVEN」。

「宮城県」といえば「仙台」、「仙台」といえば「七夕」、そして「伊達政宗」ということで、ユニット名が決まったそうです。

このDATE SEVENではリーダー蔵と各蔵の担当工程を一年ごとに交代し、7年間毎年ひとつのお酒を醸しています。

このお酒の解禁日は「七夕」にちなんで毎年7月7日なんだとか。

2018年に解禁となったこの日本酒のラベルデザインは、七色に輝く雲が高みに上がっていく様子を描いたもの。

この年のリーダー蔵であった川敬商店の川名由倫氏がデザインされたそうです。

毎年、このシリーズは即日完売となるほどの人気の日本酒です。

純米吟醸 イセノハナ(三重県/清水清三郎商店)

イセノハナ 清水清三郎商店

画像引用元:イセノハナ | 商品紹介 | 清水清三郎商店

清水清三郎商店といえば「作」という日本酒で有名な蔵元です。

この蔵元が伊勢限定で販売しているのが、この「イセノハナ」です。

この日本酒は、さわやかな花のかおりがすることから、ラベルにも花いっぱいのデザインが散りばめられています。

このラベルの花模様は、「伊勢型紙」といわれる着物の図柄のもととなる型紙の中から、花のモチーフだけを集めてコラージュしたものです。

女子会などに持っていけば注目されること間違いなしの色鮮やかなラベルとなっています。

お伊勢参りのお土産としても喜ばれるかもしれません。

色おとこ(岐阜県/渡辺酒造店)

色おとこ 蓬莱・渡辺酒造店

画像引用元:渡辺酒造店

ドイツ農業協会国際品質協議会で金賞を受賞したこの日本酒。

特に目を引くのが、ピカソの「ゲルニカ」や「アビニョンの娘たち」を彷彿させるラベルデザインではないでしょうか。

この日本酒は、あるホストクラブのナンバーワンホストから「女性を酔わせるのに最高のものを作って欲しい」と頼まれたのがきっかけで開発されたそうです。

そのため、日本酒が苦手な女性でも飲みやすいように、果実のようなさわやかな香りがする、まるでもぎたてのフルーツのような味わいに仕上がっています。

味も見た目も女性を虜にしてしまうので、日本酒界のナンバーワンホストとも言ってもよいのではないでしょうか。

利他(東京都/神田豊島屋)

数少ない東京の蔵元である神田豊島屋の「利他」。

そのラベルには、蔵元の酒造りの想いである「自然に感謝をしながら酒造りをすること」を象徴としたモチーフ「火」「水」「木」「土」と、「江戸らしさ」「神田らしさ」を掛け合わされたデザインとなっています。

日本酒の銘柄名である「利他」がアルファベットで描かれていたり、ラベルデザインが江戸らしさをアピールしていたりと、外国人にも受け入れられるデザインが特徴です。

また、ラベルだけではなく、ボトルの色にも江戸らしさが表れています。

通常、茶色や緑色のボトルが多い中、青色や紫色のボトルを使用されていることも注目されるポイントではないでしょうか。

この日本酒は一般販売されておらず、東京・神田でのみ販売されている限定酒だそうです。

東京地酒 利他

HINEMOS(神奈川県/RiceWine)

HINEMOS画像引用元: HINEMOS

この日本酒のラベル、何をモチーフにしていると思いますか?

実は「時間」がモチーフとなっています。

日本酒に詳しくない人にとって、「生酛造り」や「吟醸酒」などの日本酒用語は難しいものが多いものです。

それがなかなか日本酒に足を踏み入れることができない要因になっているのではないかという仮説をたて、、「時間帯に合わせておすすめの日本酒を飲む」という新しいスタイルを提案したのが、この「HINEMOS」です。

例えば、「7:00」とデザインされている「SHICHIJI」は仕事終わりの夜7時に。

また、「0:00」とデザインされている「REIJI」には、仕事や家事がひと段落したご褒美として寝る前に…と、時間に寄り添う日本酒がテーマとなっています。

数字をモチーフとしている日本酒ラベルはありますが、時間をモチーフとしているのは、このHINEMOSだけではないでしょうか。

いずみ橋 夏ヤゴブルー(神奈川県/泉橋酒造)

夏ヤゴ にごり酒~純米活性~

画像引用元:季節のお酒/リキュール | 泉橋酒造株式会社 Izumibashi SAKE Brewery.

日本酒ラベルの中で、「虫」がモチーフとなっている日本酒は数多くあります。

日本酒にとって良質な酒米は切っても切れない関係であり、その酒米が育つ環境に配慮している蔵元が多いからでしょう。

その中でも、この泉橋酒造は、神奈川県内有数の穀倉地帯である海老名耕地に酒蔵を構え、米造りから酒造りを行っている珍しい蔵元です。

この蔵元では「ヤゴ」が健康に育つ環境作りをしており、良い栽培土壌で育てた酒米で造られたお酒であることから、銘柄とラベルで「ヤゴ」が使われています。

なお、「ヤゴ」が使われているのは夏酒限定ですが、秋酒として「トンボ」も銘柄とラベルに使われています。

RISSIMO (京都府/松本酒造)

日本酒ではなく、ワインボトルかと見間違ってしまう日本酒ラベルが、この「RISSIMO」です。

通常、日本酒ラベルというと正方形や長方形など四角形であるものが多いですが、このラベルはお米の形となっているユニークなラベルとなっています。

このお米の形のラベルには漢字やひらがな、カタカナといった日本語が使われておらず、すべてアルファベットで表記されています。

実は、この日本酒は「イタリア料理に合う純米酒を」というコンセプトのもとに。イタリア料理店と共同開発をした日本酒だからです。

そのため、イタリア料理には欠かせないワインを意識した日本酒ラベルとなっています。

RISSIMO 720ml – 松本酒造オンラインショップ

見て楽しい!飲んでおいしい!オシャレな日本酒ラベルをご紹介! まとめ

日本酒ブーム再来とはいえ、まだまだ足を踏み入れるのに躊躇している人も多いと思います。

まずはジャケ買いのつもりで、オシャレな日本酒ラベルの日本酒を選ぶことから始めてみませんか。