これから店舗を開業する方、またはすでにある店舗の内装を変えようかと検討されている方必見!
インテリアにもファッションと同じように流行があります。
店舗のインテリアを全て一新することは難しくても、壁紙を変えるだけで簡単にトレンドのスタイルを目指すことができるのです。
今回は現在トレンドのスタイルから、店舗に合う壁紙デザインをご紹介します。
目次
2019年秋冬のインテリアカラートレンドをおさらい
一般社団法人流行色協会によると、2019年秋冬のインテリアカラーのテーマは「心を動かすエモーショナルな色」。
昨今、IoTやAIの技術が進歩したことにより、身体を動かさずに言葉を発するだけで、また頭で思うだけで、モノを動かすことができるようになりました。
しかし、それに慣れてしまうと、「身体を動かす」という感覚が研ぎ澄まされることがなく、退化への道を歩んでしまうのではないでしょうか。
2020年の東京五輪・パラリンピックの前年である2019年には、その大会を期待する心を揺さぶられるような色がトレンドなのだそうです。
具体的に、次の2つのカラーがトレンドだといいます。
手触りや香りなどの、「触覚」や「嗅覚」を感じることができる色が挙げられています。
インテリアのポイントとしてトレンドカラーを使うだけでも、今っぽさを出すことができるでしょう。
・自然界(土・森・宇宙)を感じられる色:茶色、緑色、カーキ色
・暖色系の濃厚な色:赤色、オレンジ色
参考:JAFCA | 一般社団法人日本流行色協会 | Color Trend | Products & Interior | 2019AW
店舗におすすめのインテリアスタイルとは
日本において、ここ数年ブームとなっているインテリアスタイルは、ブルックリンスタイルとジャパンディスタイルです。
これらは店舗だけではなく家のインテリアにも取り入れる方が多い人気のスタイルといえるのではないでしょうか。
オシャレな空間を演出したいのであれば、どちらかのスタイルを取り入れることをおすすめします。
ブルックリンスタイル
ブルックリンは、ニューヨークの5つある行政区のうちの1つの地域です。
昔から交易が盛んだったこともあり、街にはレンガやタイル、鉄などが多く使われている工場や倉庫、そして古いアパートが立ち並んでいます。
最近では、新進気鋭のアーティストやクリエイターが集まるようになり、古い倉庫を改装してオシャレなカフェやアートショップなどを次々とオープン。
古いものをリユースしたしたこのスタイルがブルックリンスタイルといえるでしょう。
このスタイルの特徴といえば、「レンガ」「鉄」「ビンテージ家具」。
素材感のあるもの同士を組み合わせ、暗めのトーンで統一感を出すことがポイントです。
ジャパンディスタイル
まず、「ジャパンディ」という言葉をご存知でしょうか。
この言葉は「Japan(日本)」と「Scandinavian(北欧)」からとった造語です。
ZENや「わびさび」の日本のスタイルと、白やベージュに明るい木材を取り入れるようなシンプルスタイルのミニマリズムを融合させたスタイルのことをいいます。
日本と北欧とは8,000kmも離れていますが、どちらも自然素材を活かすという共通点があります。
このスタイルの特徴は、「グレーや白色がメイン」「モダンで直線的」「木材や紙材など自然素材」。
壁色はグレーや白色などにおさえ、家具や小物に、濃淡のある木材や紙材を取り入れてアクセントにするのがポイントです。
2020年のトレンド予想!インテリアに取り入れたいカラー
東京五輪・パラリンピックが開催されることにより、海外からたくさんの観光客が日本に訪れるでしょう。
また海外からの観光客だけではなく、日本国内においても人の動きは多いのではないでしょうか。
注目される店舗になるためにも、トレンドカラーを取り入れたデザインのインテリアを用意してみてはいかがでしょうか。
インテリアにおける2020年のトレンドカラーは次の3つ。
・ピンク
・ネイビーブルー
・ゴールドメタル
この3つを全て取り入れるのではなく、壁紙のアクセントカラーとしてピンクやネイビーブルーを、そして小物であればゴールドメタルを取り入れてみてはいかがでしょうか。
スタイルから考える壁紙デザイン
いくら流行りのスタイルがあるからといって、店舗全体のインテリアを一新することは難しいでしょう。
これから開業する場合や、リニューアルを検討している場合であれば店舗のインテリアにお金をかけることもできます。
しかし、それ以外であれば、時間もお金もかけずにオシャレな空間を演出したいですよね。
そんなとき、店舗の全体の雰囲気を変えることができるのが壁紙です。
賃貸物件が多い商業店舗の場合には、壁に穴を開けることはもちろん、ペンキで壁の色を変えることなども難しいでしょう。
その場合には、はがせる壁紙を使えば、簡単に店舗の雰囲気を変えることができるのです。
冒頭で挙げた2つのインテリアスタイルの場合に適した壁紙デザインをご紹介しましょう。
ブルックリンスタイルの場合
ブルックリンスタイルの特徴である「レンガ」をデザインした壁紙を使うことで、手軽に目的のスタイルを目指せます。
古いものをリユースしているスタイルのため、レンガも真新しいレンガではなく、使い古されたような色ムラがあるものを選ぶと良いでしょう。
しかし、店舗全体の壁をレンガにはしません。
もともとある壁の色も良いスパイスになるのです。
2020年のトレンドカラーであるネイビーブルーをアクセントカラーとして壁紙に配することで、ぐっと落ち着いたイメージになるのではないでしょうか。
ジャパンディスタイルの場合
ジャパンディスタイルの場合、全体的にグレーや白色を多用しています。
壁紙としておススメなのが、ボーンやウール・ホワイトといった白色に近いソフトな色。
実はグレーの人気がフェイドアウト気味なので、これから使うのであればグレーよりは白色をおすすめします。
もともとの壁材が白色のこともあるでしょう。
その場合には、アクセントクロスに素材感のあるものを選ぶのはどうでしょうか。
珪藻土クロスや織物クロスなど凹凸があることで影ができ、濃淡をつけることができます。
それにより素材の風合いを楽しめるだけではなく、奥行きを感じさせる見た目がプレーンな壁紙に比べて高級感を演出することができるのです。
オシャレな壁紙はどこで買う?おススメの購入サイト
いざ壁紙を買おうと思った時に、どこで買えばよいのか分からない場合はありませんか?
インテリアショップに行くと壁紙を売っているところはあるけれど、なかなか目的の壁紙に出会えないという方も多いでしょう。
実際に自分の目で見て、触らないと購入したくないという方もいるかもしれませんが、壁紙は他の商品と同じように、ネットショップで購入することができます。
足を棒にしてインテリアショップで探さなくとも、インターネット上で数多くのデザインから選ぶことができるとなれば、使わない手はありません。
ブルックリンスタイルやジャパンディスタイルを実現可能な壁紙を取り扱っている購入サイトをご紹介しましょう。
どちらのサイトも輸入壁紙を取り扱っているため、他店舗と壁紙デザインが被ってしまうリスクも少ないのではないでしょうか。
WALPA
フランスやイギリス、ドイツやアメリカの壁紙を取扱っているのが、こちらのWALPA。
個性的で幅広いデザインの中から、店舗のコンセプトやスタイルに合う壁紙を選ぶことができます。
東京・恵比寿と大阪・大正に実店舗があり、壁紙の貼り方のレクチャーやコーディネートの相談などもできます。
tomita
スウェーデンやドイツ、イタリアの壁紙が豊富なtomita。
購入サイト内には日本の壁紙もあり、海外のデザインと比較検討することができます。
サンプル請求することができるため、実際に目で見ないと素材感がわからないという人にはおすすめです。
和紙を使ったデザインの壁紙も豊富にあるため、ジャパンディスタイルのインテリアを考えている場合には、このサイトを覗いてみてはいかがでしょうか。
店舗におすすめ!トレンドのスタイルに合う壁紙デザイン(2020年版) まとめ
何年も店舗のインテリアを変えていない場合、もうそのインテリアのスタイルは流行りを過ぎているのかもしれません。
集客力をあげるためにも、トレンドのインテリアスタイルを取り入れてみてはいかがでしょうか。