自分でモノを作るDIYのブームは今もなお続いています。
大工や便利屋などの業者に依頼するまでもない修繕や、ちょっとしたインテリアを作るのに、DIYは最適なのかもしれません。
マイホームだけではなく、オフィスや店舗にもDIYを取り入れてオシャレな空間を演出しませんか?
今回はDIYの流行や持っておきたいアイテムとともに、インテリアにもなるおしゃれなDIYグッズをご紹介します。
目次
巷で流行中!初心者でもできるDIY
第二次世界大戦後のイギリスで「壊れた街を自分たちで修繕しよう」という運動が起源だと言われている「DIY」。
「Do It Yourself」の略語で、素人が自分自身で何かを作ったり修繕したりすることをいいます。
ひと昔前は、DIYよりも「日曜大工」の言葉の方が一般的だったのではないでしょうか。
日曜大工というと、週末に父親が自宅の修繕をしているイメージを思い浮かべる方も多いと思います。
日曜大工は男性のイメージが強かったのです。
しかし、最近ではホームセンターにDIYアドバイザーがいたり、木材を好みのサイズにカットしてくれるサービスもあることから、DIYは男性だけではなく女性にも人気がある分野となっています。
そして最近では、ホームセンターだけではなく、100均でも材料を揃えることができることから、気軽にDIYをはじめる人が増えているのです。
DIY初心者でもマイホームを建てられる!
収納棚や机などでは飽き足らず、自分の今住んでいる家をリノベーションしたり、一からマイホームを建てようと考えている人もいます。
初心者には到底無理だろうと思われるでしょう。
しかし、最近では大きな工具をレンタルできたり、大工が支援してくれるサービスもあるため、初心者でもマイホームを建てたり、リノベーションすることができるのです。
ただ、専門知識が必要な基礎工事や電気配線などは専門業者に任せることが大切です。
DIYに最低限必要な工具は何?
DIYを行うには工具が必要です。
DIYの基本工程は「測る」「加工する」「組み立てる」「塗装する」の4工程。
「塗装する」の工程に関しては、省略することもあるため、「塗装する」工程を除いた3工程について最低限必要な工具を3つずつご紹介しましょう。
測る
自分好みの作品を作るためには、まずは「測る」ことが大切です。
良い作品を作るためには、まず作品の設置場所を採寸し、そのサイズ感から材料の切り出しや加工する位置を決めなければなりません。
切り出しや加工する位置を決める場合にも「測る」という工程は欠かせないのです。
・コンベックス:俗にいう巻き尺(メジャー)。金属製のもので、5.5m程度測定できるものがベター。
・長尺(ものさし):ステンレス製で30cmのものがおすすめ。
・スコヤ:直角を測る工具。45度が測れる「止型スコヤ」がおすすめ。
加工する
材料を測った後は、作品を作るための加工が必要です。
「切る」工程と「穴をあける」工程は最低限必要な加工でしょう。
ノコギリ
ホームセンターでカットしてもらえるサービスを使う場合には不要ですが、刃渡りが260~270mm程度の片刃ノコギリは持っておいた方がベター。
インパクトドライバー
木材に穴を開けたり、ビスをねじ込むときに使用します。
電動工具なので手工具に比べて高価ですが、持っておくと便利です。
サンドペーパー
木材などを切った後の仕上げとして使います。
用途により目の粗さが異なりますが、80番(かなり粗い)、120番(粗い)、240番(普通)の3種を揃えておきましょう。
組み立てる
材料を切って穴を開けて準備ができたら、組み立てて作品を完成させます。
カナヅチ
クギを打つためにはカナヅチは欠かせません。
ドライバー
インパクトドライバーでも代用可能ですが、手工具として揃えておくのをおすすめします。
クランプ
材料と材料を、材料と作業台とを強い力で固定する時には欠かせない第三の手。Fクランプとスプリングクランプは揃えておきましょう。
もはやインテリア?工具セットのデザインとは
最低限必要な工具を揃えようとホームセンターへ行っても、プロが使うような無骨なデザインばかりで、初心者にはどうも気が引けてしまう…なんて思っていませんか?
大工作業を職業としているプロだったり、DIYが趣味ですでにプロ級の腕であれば、高機能の電動工具を取り揃えておくものよいでしょう。
しかし、初心者だったりDIYを行う頻度が低い場合には、宝の持ち腐れになってしまうのではないでしょうか。
一度使ってみたものの使う機会がなくて、いつも納戸に閉まってばかりでは、せっかく買った工具がもったいないのですよね。
デザイン性にすぐれた工具セットであれば、リビングに置いておくだけでインテリアの代わりになります。
そして、ちょっと修繕したいなという時には、ささっと取り出して使うことが可能なのです。
では、インテリアとしてもオシャレで使える工具セットをご紹介しましょう。
TOOL KIT “CAR SERVICE”
まるでトラックのおもちゃのような工具入れ。
そのままインテリアとして置いておいても、決して工具入れだと思う人はいないでしょう。
こんなにかわいい工具セットでも中身は充実しています。
採寸したり木材を切ったりすることはできませんが、ドライバーやレンチ、ペンチなど簡単な修繕に使う工具は揃っています。
車の荷台が工具入れになっていて、取り外し、大きく開いて作業することができます。
また、車のヘッドライトは見せかけではなく、本物なので懐中電灯としても使うことができます。
ユニークなデザインのマルチツールをご紹介!
工具セットではなく、まずはドライバーレンチだけでも…と言う方もいるのではないでしょうか。
そういう方におすすめなのが、マルチツール。
ユニークなデザイン、かつコンパクトなツールをご紹介しましょう。
インテリアとしてだけではなく、いつも手元に置いておきたいアイテムとして、揃えてみてはいかがでしょうか。
Animal Multi-tool
どのツールを使うかによって、動物のシルエットは変わっていきます。
ヤスリを使う時には「キリン」に。
ワイヤーストリッパーを使うときは「カバ」に。
そして、ボトルオープナーを使うときには「サイ」に。
使うたびに現れる動物は、かわいいだけではなく、使える奴です。
このツールは、他にもナイフやぺンチ、そして2つのドライバーが備わっている優れものです。
使わない時には、机の上に好きな動物のシルエットにして置いておくことで癒されるかもしれませんね。
TREAD
※音が出ます。
「これが工具?」「どこがマルチツール?」と思われるかもしれません。
どう見ても、ブレスレットにしか見えないという方も多いのではないでしょうか。
ブレスレットのように繋がったひとつひとつのパーツがそれぞれに機能するのです。
このツールは、ドライバーやレンチに加えてSIMカードを取り出す時のピックや、窓ガラス割り、そして栓抜きなど多彩な機能が詰まっています。
ちょっとドライバーが必要と言う時に限って、ドライバーが見当たらないということはありませんか?
日頃からブレスレット代わりに、このマルチツールを付けていたら、いつでもどこでも役に立つことうけあいです。
BiTool
※音が出ます。
筒形のライターのようなこのフォルム。
コンパクトなサイズなのに、この筒形の中には数種類のドライバーとレンチ、そしてナットが収納されています。
これがドライバーだなんて、見ただけでは誰もわからないのではないでしょうか。
軽量でコンパクトであるため、持ち運びに便利なことから、家の中で使うというよりは、外で使う時におすすめです。
特にあまり大きな荷物を持つことができないロードバイク乗りの方におすすめではないでしょうか。
無骨なデザインだけじゃない!インテリアにもなるおしゃれなDIYグッズをご紹介 まとめ
DIYグッズはホームセンターだけではなく、100均でも購入することができます。
さすがにマイホームを建てたり、リノベーションすることはできなくても、自分好みのインテリアを作って、自分らしい暮らしをしてみてはいかがでしょうか。