デザイナーとよりよいコミュニケーションを取りたいものの、どうすればいいのか分からず困っていませんか?
より良いデザインを作り上げるためには、デザイナーと密なコミュニケーションを取るのが大切です。
しかし、電話やメールだけではしっかりとした意思疎通が取れないことも少なくありません。
そんな時に活用したいのが、ビデオチャットシステムです。
今回はデザイナーとのコミュニケーションに最適なビデオチャットシステムを選ぶ基準と、オススメのサービスをご紹介します。
※情報は2019年12月28日時点のものです。最新の情報は公式HPを御覧ください。

目次
「ビデオチャットシステム」の定義
ビデオチャットと聞いて「テレビ会議システムのこと?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
この記事でお伝えする「ビデオチャット」とは、法人向けのテレビ会議システムではなく、個人や法人を問わず活用できるサービスを指しています。
また、やり取りするデザイナーが個人事業主である可能性もあることから、ここでは専用の機材が必要なテレビ会議システムについては触れておりませんので、あらかじめご了承ください。
ビデオチャットシステムを選ぶ基準
より良いビデオチャットシステムを選ぶ際のポイントは、ストレスなく使えるかどうかにあります。
その点を踏まえた選定基準を3つご紹介します。
個人・法人どちらでも利用できる
やり取りするデザイナーは、必ずしもどこかの会社に勤めているわけではありません。
近年は特にクラウドソーシングの発達により、個人事業主として活躍するデザイナーと仕事をすることも多くなりました。
そのため法人しか利用できないようなシステムを使うのは、現実的ではないと言えるでしょう。
回線の安定感
ビデオチャットを選ぶ際の大きなポイントのひとつが、回線の安定感です。
途中で音声や映像が途切れてしまっては、話の腰が折られ、なかなか前へ進まなくなってしまいます。
回線は主に、お使いのデバイスやその状態、また使用している回線の種類や時間帯、使用環境などによって左右されますが、使用するツールも要因のひとつです。
話を円滑にすすめるためにも、できるだけ回線の安定したツールを選びましょう。
参加人数
多くのビデオチャットシステムでは、一度に参加できる人数に制限を設けています。
4人しか参加できないものもあれば、100人単位で利用できるものもあるため、利用前には事前に参加できる人数を確認しておきましょう。
動作環境
ビデオチャットにはインターネット上で利用できるものと、アプリをダウンロードしなければ使えないものとがあります。
専用アプリが用意されているものは、インターフェースが使いやすい反面、アプリを入れられない社用スマホやパソコンでは使えないというデメリットが。
また、チャット専用のURLをクリックするだけで参加できるものもあるなど、より手軽に利用できるものが増えています。
こうした利便性も含めて検討することが大切です。
画面共有
ビデオチャットシステムの特徴のひとつが、画面共有ができることです。
同じ資料を参加者全員に配布するという手間が省けるだけでなく、同じ画面を見ながらリアルタイムで話ができるので、理解の齟齬が起きにくいという利点があります。
ビデオチャットシステムを導入するなら、ぜひ画面共有できるかどうかも検討材料のひとつにしておきましょう。
ビデオチャットシステムでオススメのツール4選
上記の条件を考慮した上で、これらを満たしたビデオチャットシステムをいくつかご紹介します。
※情報は2019年12月28日時点のものです。最新の情報は公式HPを御覧ください。
ZOOM
回線の安定性という面で高く評価されているビデオチャットシステムです。
専用のアプリをインストールすれば、スマホでもパソコンでも使用することができます。
その他にもカレンダー機能やチームチャット、バーチャル挙手システムなど、会議を円滑にすすめるための機能が充実しています。
アプリを入れるのが面倒かもしれませんが、一度入れれば存分に活躍してくれるビデオチャットシステムと言えるでしょう。
個人・法人どちらも利用できる:○
回線の安定性:高
参加人数:最大1,000人
動作環境:スマホ・PC共にアプリが必要
画面共有:可能
Whereby(ウェアバイ)
発行されたURLをクリックするだけで、だれでも参加できるビデオチャットシステムです。
以前はAppear.in(アピアイン)という名前でしたが、2019年9月からはWhereby(ウェアバイ)に変更となっています。
会員登録(Googleアカウントでも利用可能)が必要な点や、スマホで利用する場合にはアプリのダウンロードが必要など、面倒なところもありますが、必要最低限の機能で、すぐに会議が始められるという点で優れているシステムです。
公式HPは英語版飲みに成っていますのでお気をつけください。
個人・法人どちらも利用できる:○
回線の安定性:中
参加人数:4人まで
動作環境:PC インターネットブラウザ、スマホ アプリが必要
画面共有:可能
Skype(スカイプ)
Microsoft社が提供している、世界的にも有名なビデオチャットシステムです。
スマホ、パソコン共に専用のアプリが必要で、会員登録も必要ですが、利用者が多いこと、またビジネスチャットとしても利用できることなど、多くの利点もあります。
メモや画面共有など、基本的な機能は揃っているので、デザイナーがすでにアカウントを持っているのであれば、始めやすいビデオチャットシステムといえるでしょう。
個人・法人どちらも利用できる:○
回線の安定性:中
参加人数:最大50人
動作環境:スマホ・PC共にアプリが必要
画面共有:可能
Googleハングアウト
Googleが提供するビデオチャットシステムです。
Gmailの画面からアクセスできるというのが大きなポイントとなっています。
スマホで使用する場合はアプリのダウンロードが必要ですが、比較的簡単に使えるビジネスチャットシステムと言えるでしょう。
画面共有など基本的な機能も揃っているので、Googleアカウントを持つデザイナーとのやり取りの場合におすすめです。
個人・法人どちらも利用できる:○
回線の安定性:中
参加人数:最大10人
動作環境:PC ブラウザまたは拡張機能、スマホ アプリが必要
画面共有:可能
デザイナーとのおすすめコミュニケーションツール〜ビデオチャット編〜 まとめ
顔を見合わせて話をすれば、音声や文字だけでは伝わらないニュアンスが相手に伝わり、よりコミュニケーションが円滑に進むことがあります。
何より、顔を見て話すことで信用度が増す側面もあるでしょう。
今回ご紹介したシステムを活用することで、ぜひデザイナーとスムーズなコミュニケーションを体感してください。