デザイナー

宮崎県のクリエイター支援の取り組みをご紹介!クリエイターズバンクや移住支援も【2019年】

クリエイティブ産業の目覚ましい発展の陰には、実は国や自治体によるクリエイター支援があるのをご存知でしょうか。

デザインのコト。では、「対面でのコミュニケーションを大切にできる方に仕事を依頼したい」というニーズにお応えして、自治体のクリエイター支援策をシリーズでご紹介しています。

今回は宮崎県の取り組みに触れていきます。

※情報は2019年10月30日時点のものです。

宮崎県よろず支援拠点

県内の中小企業を対象に、起業や成長そして安定といったフェーズ毎の課題やニーズに対して、プロフェッショナルが支援を行っています。

相談は県内4ヶ所で受付をしており、無料で利用することができます。

クリエイターズバンク

従来のよろず支援拠点デザイナーズ・ウェブ制作者バンクを発展させたものです。

デザイナー、カメラマン、ライター、ウェブ制作者、イベント企画者などが対象となっています。

登録料は無料で、登録は個人や団体そして企業など所属は問いません。

但し、企業や事務所に所属しているクリエイターが掲載を希望する場合には、事務所の代表者の了承が必要です。

登録に際しては、申し込みの説明や面談があるので、宮崎県よろず支援拠点へ足を運ぶ必要があります。

クリエイターズバンクの登録者は、よろず支援拠点の相談者からの要請があった場合に、マッチングをしてくれます。

ただし、金銭面での交渉やトラブルについては、自己責任になるので注意が必要です。

クリエイターズバンク

宮崎県よろず支援拠点

宮崎てげてげ移住計画

宮崎てげてげ移住計画は、行政・民間・NPOがひとつになって協働しているプロジェクトです。

行政だけではなく民間やNPOが一丸となって、移住を共に考えていく取り組みとなっています。

宮崎てげてげ移住計画では、宮崎への移住に興味関心をお持ちの方のためにイベントを開催しています。

移住者の悩みや課題、そして宮崎のいいところを正直に伝えるイベントで、宮崎への理解を深めるために活動をしています。

宮崎ひなた暮らしUIJターンセンター

東京交通会館6階ふるさと回帰支援センター内に東京支部を設置しており、移住希望者一人ひとりの状況に合わせ、相談員が移住プラン制作の手伝いをしています。

市町村が実施している移住体験だけではなく、宮崎ワーキングホリデーや移住体験ツアーなどもあり、移住前の不安を解消できる様々な取り組みを行っているのが特徴です。

移住を考えているクリエイターやアーティストに、手厚い支援が行われているのは嬉しいポイントではないでしょうか。

あったか宮崎ひなた暮らし

宮崎ひなた暮らしUIJターンセンター

宮崎てげてげ移住計画

【宮崎市】MIYAZAKI STARTUP HUB

宮崎市が「マチナカ3000」への取り組みの一環として開設した、インキュベーションルームです。

雇用創出や地域経済の活性化を目的としています。

最長1年間、創業を目指す方もしくは創業して間もない方を対象に支援を行います。

主な支援は、事業計画の作成方法や資金の借入方法、労働者の雇用方法など、創業全般に関する相談やアドバイスです。

インキュベーションマネージャーや専門家等によるアドバイスだけでなく、セミナーへの参加等の総合的な支援を受けられます。

平日日中には常時アシスタントがいるので、何でも相談することができます。

施設内にはオフィススペースのほか、フリースペースや会議室を完備。

またデジタル複合機、冷蔵庫や電子レンジ、コーヒーメーカー、掃除機やシュレッダーなどの共用設備が充実しているので、快適に仕事に取り組めます。

正会員になると。1年間無料で使用することができます。

応募資格は、創業予定の方もしくは創業後約3年以内の方、MIYAZAKI STARTUP HUB

から退去した後、宮崎市内で事業を行う計画がある方です。

「宮崎市税を滞納していない」ことも応募条件になっていますので注意してください。

創業を目指したり、創業直後のフェーズで専門家による適切な支援を受けられるのは嬉しいポイントといえます。

また、公式HPでは現在入居している企業だけではなく、卒業した企業の紹介も行っています。

宮崎に軸を置く、若手クリエイターとの出会いをお探しの方にも良いかもしれません。

MIYAZAKI STARTUP HUB

【日向市】ひむか-Biz

ひむか-Bizは、日向市に軸を置いて活動をしている中小企業や起業されるすべてに光を当て、より輝けるようにサポートする施設です。

無料で皆様の悩みや課題の解決を支援しています。

個人事業主も相談の対象となっており、個人やフリーランスとして活動をしているクリエイターも利用可能です。

ただし、1回の相談は1時間となっているので注意してください。

相談業務以外にも、セミナーやイベントの開催を定期的に行っています。

クリエイティブに関することから経営に関することまで、取り上げる分野は幅広く、多彩な学びの機会を提供。

クリエイターだけではなく、クリエイターに仕事を依頼したい方、そしてクリエイティブに関して学びたい方にもピッタリなプログラムがみつかります。

ひむか-Biz

【椎葉村】椎葉村地域おこし協力隊員

地域おこし協力隊員の募集を行っているエリアは、全国各地にあります。

しかし、いずれも募集人員は1名もしくは若干名であり、6分野に渡る募集を行っている自治体は珍しいです。

繋げるエディタや山奥のコンテンツストラテジストなど、クリエイティブな能力が求められる分野で地域おこし協力隊員を募集しています。

平成27年から現在までで、15名が着任しています。

募集の特徴は以下の3つです。

1)目的は椎葉村への移住・定住の促進

2)副業推奨

3)賞与ありかつ有給多め

経費や手当が厚い募集は全国でみられますが、賞与がある例は少ないといえます。

応募のためのお試し体験も歓迎しており、現地までの旅費の半額(5万円を上限)の助成制度もあります。

募集条件は、以下の通りです。

1)応募時点で45歳未満

2)普通自動車運転免許所有

3)パソコン(ワード、エクセル、パワーポイント等)が使用できる

ミドル世代まで応募することができるのは嬉しいポイントです。

椎葉村地域おこし協力隊員

【その他】宮崎県のクリエイター50人

宮崎の個人クリエイターとクライアントをつなぐためにつくられたサイトです。

サイト運営者の方が、対面で依頼できるクリエイターを探すために、宮崎県在住の様々な専門分野を持つの個人クリエイター一覧として制作しました。

ジャンル別で絞り込みを行うことができます。

個別ページには、プロフィールや過去の実績、アピールのほか、連絡先が掲載されており、直接連絡を取ることも可能です。

掲載にあたり年会費や入会金などは必要ありませんが、現在新規の募集を停止しています。

宮崎県のクリエイター50人

宮崎県のクリエイター支援の取り組みをご紹介!クリエイターズバンクや移住支援も まとめ

宮崎県は、クリエイターやアーティストのための支援制度が整えられてきています。

また、県が主体となり、移住促進のバックアップも積極的に行っています。

県内だけではなく県外からも、クリエイターが集まる土壌が整備されつつあるのです。

支援制度が続いていく中で、今後も沢山のクリエイターやアーティストが宮崎県に注目することでしょう。

クリエイターとの出会いをお探しの方は、宮崎県のクリエイターに注目してみてください。

素敵な出会いがありますように。