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宮城県仙台市のクリエイター支援の取り組みをご紹介!ビジネスマッチングも

デザインのコト。では、「打合せが必要だから、近くの方や会社に発注をしたい」というご要望にお応えするために、クリエイター支援に取り組んでいる自治体をシリーズでご紹介しています。

中でも宮城県仙台市は、クリエイティブ産業に従事している人の割合が多い地域です。

今回は、そんな宮城県仙台市のクリエイター支援の一部をご紹介します。

※情報は2019年10月1日時点のものです。

SENDAI INC.

仙台はIT企業が集積している街として注目を集めており、IT企業集積地は「仙台ITアベニュー」と呼ばれています。

SENDAI INC.は、そんな仙台をフィールドとして、「IT」をキーワードに繋がっていく人々や、そこから生み出される話題を発信するコミュニティWebメディアです。

リアルイベントも開催し新しいつながりをつくりながら、仙台市のIT産業の活性化を目指して活動しています。

グローバルラボ仙台

グローバルラボ仙台は、仙台・東北のゲーム/IT産業振興を目的とした共同事業体です。

仙台市と「欧州のシリコンバレー」と称されるフィンランド共和国・オウル市の独自のネットワークで運営されており、グローバルな活動を視野に入れた、地域学生の人材育成や企業の海外展開などをサポートしています。

グローバルラボ仙台

魅力的なイベント多数

SENDAI INC.では、現役クリエイターから新人クリエイターだけではなく、未経験者でも参加が可能なイベントも多数開催しています。

ITを中心にエンジニアなど、対象職種もさまざまです。

これらのリアルイベントに参加することで、スキルを磨いたり自己研鑽できるだけでなく、クリエイターを志す方やIT産業の方と交流を深めることもできます。

【仙台市主催】SENDAI INC.DESIGN TALK – Graphic vs Webどっちが本当にたのしいデザインなの?

GoでWebアプリが作れるようになろう! ── Go初心者向けハンズオンレポート

SENDAI INC.

 So-So-LAB.

仙台市経済局と協同組合仙台卸商センターが協働で行っている事業です。

平成24年から平成30年まで「とうほくあきんどでざいん塾」という名称で活動していましたが、その後「So-So-LAB.(そーそーらぼ)」に改名しました。

中小企業とクリエイターを対象にしたクリエイティブサポート事業で、コーディネーターが企業とクリエイターの協業をサポートしてくれます。

「デザイン相談会」や「マッチング」だけではなく、若手クリエイターの育成を行うとともに、「ラボ」として社会問題の解決に取り組んでいきます。

マッチング

マッチングサービスは無料で利用できますが、クリエイターへの諸経費は実費負担です。

まずは相談会に参加して、自社の業種や実績がわかる資料をもとに、専門コーディネーターに相談をしましょう。

その後コーディネーターの判断で、クリエイターが候補者を紹介する「デザインマッチング」が行われます。

紹介可能なクリエイターの職種は、グラフィックデザイナーやイラストレーター、エディトリアルデザイナーなど多岐にわたります。

クリエイターに外注をしたことがない方でも、コーディネーターがいるので安心して相談することができます。

So-So-LAB.

SC3

仙台市では、2007年から2018年まで、「仙台クリエイティブ・クラスター・コンソーシアム (略称:SC3)」を運営し、クリエイティブ産業の振興支援と多業種との連携支援などを行ってきました。

2018年4月から新たに「SC3ウェブサイト」としてリニューアルを行い、クリエイティブ産業従事者だけではなく、クリエイティブに関心がある市民に向けても、積極的に情報を配信しています。

クリエイティブプロジェクト

SC3では毎年、さまざまなクリエイティブプロジェクトを運用しています。

クリエイティブの力を使った協業が多いですが、中でも注目したいのが「平成31年度 仙台市クリエイティブプロジェクト助成事業」です。

平成31年度 仙台市クリエイティブプロジェクト助成事業

「仙台のまちを みんなで!もっと!おもしろく」をキャッチコピーに、仙台におけるクリエイティブ産業の集積や活性化を目指すプロジェクトの募集を行い助成を行っています。

地域課題の解決を目指すものだけではなく、他分野との連携を行い、新しい社会需要に対応できる事業の創出などに対して、助成金の支給や専門家のアドバイス、また広報など幅広いバックアップを行います。

応募条件は仙台市内に住所がある個人か、仙台市内に本店または支店、もしくは事業所のある法人や団体です。

助成に申請する場合には、仙台市の規定した条件を満たす必要がありますので、詳細は仙台市HPでご確認ください。

また応募前にプロジェクトの内容などについて、事前相談を行う必要があるので注意しましょう。

予算規模は年度によって異なりますが、平成29年は250万円でした。

仙台市「仙台のまちを みんなで!もっと!おもしろく クリエイティブ・プロジェクト助成事業を募集します」

平成31年度 仙台市クリエイティブプロジェクト助成事業

クリエイターインタビュー

仙台で活躍中のクリエイターにインタビューを行い、仕事だけではなく日常の様子を紹介しています。

インタビュー対象はデザイナーだけではなく、建築家や美術家など幅広く、仙台で活躍しているクリエイターの魅力を知ることができます。

クリエイターの仕事への取り組み方や人となりを知りたい方、仙台周辺でクリエイターとして活動をしていきたい方にも参考になります。

クリエイターインタビュー

SENDAI Meet the Creators

仙台市には経験豊富な著名クリエイターだけではなく、若手のクリエイターも数多く活動しています。

そこでSC3では、SC3プロデューサーや仙台市の支援機関などから推薦を受けた、39歳以下の若手クリエイターを紹介しています。

クリエイターと企業やクリエイターを探したい方との出会いをマッチングすることで、新たなネットワークの形成や、イノベーションの創出を目指しています。

SENDAI Meet the Creators

SC3

その他の取り組み「ASA Digital」

Webサイト制作チームのプロデュースが得意なアビリオン株式会社と、デジタルメディア向けコンテンツ制作が得意な株式会社ディー・エム・ピーが協働で立ちあげた東北発クリエイティブブランドです。

米国シリコンバレーから受注したデジタル広告案件の制作・開発を東北で行うことで、地方都市に軸を持ちながらグローバル案件等の高品位な制作実績を積むことができます。

就労魅力の醸成や雇用機会の増加など、地方経済の発展を目指していきます。

このように仙台では、自治体が主体となるだけではなく、民間によるクリエイティブ活用の動きが数多く見られます。

PR TIMES「東北初 宮城県内のIT企業が集い 米国シリコンバレーから仕事を受託する新ブランドを発足」

ASA Digital

宮城県仙台市のクリエイター支援の取り組みをご紹介!ビジネスマッチングも まとめ

仙台市は東北地方におけるIT産業の集積地として、IT・クリエイティブ産業を積極的にバックアップしています。

東北各地から、ベテランだけではなく若手クリエイターも多数集まっており、魅力的なデザイナーが多いエリアです。

そのため、支援も充実しています。

仙台エリアに軸を持つのであれば、仙台のクリエイターと協働してみてはいかがでしょうか。

素敵な出会いがあるかもしれません。