自治体の取り組み・民間サービス

岡山の県と民間のクリエイター支援の取り組みをご紹介!移住支援や勉強会も

自治体によるクリエイター支援~岡山県の取り組み~

日本でクリエイティブ産業が発達した陰には、国や自治体が行っている支援制度があるのをごぞんじでしょうか。

デザインのコト。では、「リアルのやり取りを大切にして仕事をすすめたい」とお考えの方のために、クリエイター支援に積極的に取り組んでいる自治体をシリーズでご紹介しています。

今回は、岡山県の取り組みに触れていきます。

※情報は2019年12月5日時点のものです。

デザ in OKAYAMAステキな MONO プロジェクト

ものづくりデザインアドバイス事業である「デザ in OKAYAMAステキな MONO プロジェクト」は、岡山県が主催している事業です。

岡山県内でものづくりに携わっている中小企業と、デザイナーやクリエイターのマッチングを行い、協働して商品開発に取り組むきっかけをつくります。

クリエイティブの力を活用して、新商品の開発や、既存製品に高付加価値を付けたいと考えている企業を募集・選定し、それに対して優れた課題解決力や提案力を持っているデザイナーやクリエイターを募ります。

応募したデザイナーやクリエイターの中から、企業ニーズに合う方をマッチング・選定し紹介、デザイン概要の提案などのアドバイスを受けることができます。

本プロジェクトは、年度別で募集が行われており、2019年の募集は終了しています。

過去の事例をみると、製品開発と合わせて自社のブランディングに取り組む企業も多くみう受けられます。

クリエイターだけではなく、クリエイティブの力で多彩な悩みの解決をしたい企業の方にピッタリです。

費用負担

デザイナーやクリエイターによる、デザイン概要提案の作成に必要な費用の一部を岡山県が負担します。

予算の範囲内で8~13万円程度ですが、実施回数や申込数によって異なるので注意が必要です。

また、デザイナーやクリエイターの旅費は、3万円を上限として、実費相当額を岡山県が負担してくれます。

具体的なデザイン作成や試作品の製作をする場合には、追加でデザイン料の負担や制作費用の経費負担が発生します。

デザイン料の目安として、プロダクトデザインの場合は40万円~、雑貨などの簡易なプロダクトデザインは30万円~、グラフィックやパッケージなどは20~40万円と記載されています。

デザイナーやクリエイターだけではなく、クリエイティブの力を活用して、企業課題の解決をお考えの方にピッタリの制度です。

デザ in OKAYAMAステキな MONO プロジェクト

【倉敷】くらしきで暮らす

西日本有数の工業都市として知られている倉敷市への移住促進サイトです。

就労支援や移住相談など、多彩な取り組みを行っています。

東京圏から倉敷市への移住・就業支援

岡山県が行う就労のマッチングサイトについて、掲載されている求人に就業した方もしくは、起業支援金の交付決定を受けた方が対象です。

単身者は60万円、世帯の場合には100万円が交付されます。

移住元に関する要件や、移住先等に関する要件がありますので、興味をお持ちの方は下記のリンク先でご確認ください。

東京圏から倉敷市への移住・就業支援

高梁川流域の移住情報

特に注目したいのが、高梁川流域圏7市3町への移住コンテンツです。

「おかやま高梁川流域移住パンフレット」を制作し、高梁川流域への移住者約30名のインタビューや各自治体の取り組みを取りあげています。

定住促進支援制度や、格安でのお試し住宅の提供など、定住をお考えの方に嬉しい支援が紹介されており、移住・定住をお考えの方必見です。

移住ポータルサイトを制作したり、移住促進パンフレットを制作したりしている自治体は多くあります。

しかし、ここまでボリュームがあり丁寧な作りのものは珍しく、クエリエイティブの力を活用して積極的な取り組みを行っていることが分かります。

高梁川流域の移住情報

こちらのサイトの他にも、倉敷市では「クラシキ文華」といった情報発信サイトを運営しています。

積極的かつ多彩な情報発信を行っており、地域の特性や地域に住む人々の顔が見られるのは嬉しいポイントといえます。

くらしきで暮らす

【民間】倉敷クラフトワークビレッジ

2017年3月19日に誕生したクラシキ クラフトワークビレッジは、クラフトワークをテーマにした複合施設。

倉敷の町家をリノベーションし、5店舗が集結して商品の販売を行っているほか、制作風景の公開やワークショップの開催をしています。

こうしたクリエイティブな作品を発表できる場所が身近にあるのは、クリエイターにとって嬉しいポイントといえます。

また、ものづくりのクリエイターをお探しの方も、新しいクリエイターや作品との出会いがあるかもしれないので、ぜひ注目してみてください。

倉敷クラフトワークビレッジ

【民間】岡山広告温泉

岡山県の広告クリエーターが親睦を深めるとともに、地元広告レベルの向上のために、2007年11月に発足しました。

組織にとらわれることなく、クリエイティブの向上を目指すメンバーが集う、自由な集団を目指しています。

作品展示会を年に1度開催しています。

岡山広告温泉2019

2018年10月から2019年8月までに、実際に放送・掲載などをされた各種広告やSPツールが対象です。

一般部門は電波(映像)部門・WEB部門・グラフィック部門、SP&エディト部門にわかれています。

その他にリアル部門としてプロダクト部門があり、その他・学生が参加できる特別部門も設けられています。

オンライン投票による一次選考を行い、上位の成績を収めた作品が最終選考にすすみます。

応募条件は、応募者が岡山県内在住もしくは、岡山県内のクライアントワークに携わっている方です。

また、出品する広告制作で中心的な役割を果たした方など、条件が設定されています。

岡山広告温泉年会費の支払いを行うと、6,000円で作品5点のエントリーが認められます。

作品エントリーのみの場合には5点で5,000円、学生はエントリー&出品料が無料です。

岡山広告温泉2019

岡山広告温泉

【民間】岡山WEBクリエイターズ

2010年4月に民間の有志のWebクリエイターが立ちあげました。

誰でもオープンに参加することができる、Webの今を本気で学ぶことができる勉強会・交流会です。

参加しているのでディレクターやデザイナー、エンジニアなど多彩な職業の方で、特定の職種や技術に固執しないよう注意して企画をしています。

技術を学ぶ勉強会だけではなく、Webクリエイターのための情報交換会も開催す。

参加者の人数やレポートは、「開催一覧」で確認することができます。

Webクリエイターとして活躍している方だけではなく、勉強をスタートした卵や、Webに興味がある方など、さまざまな立場の方が参加している勉強会です。

Webの「今」を知りたい方は、ぜひ足を運んでみてください。

岡山WEBクリエイターズ

岡山の県と民間のクリエイター支援の取り組みをご紹介!移住支援や勉強会も まとめ

岡山県では、自治体だけではなく民間のクリエイター支援が活発に行われています。

そのため、環境整備がすすみ、クリエイターが活躍しやすいフィールドが広がっています。

クリエイターとのマッチングサービスもありますので、岡山県のクリエイターをお探しの方はぜひご活用ください。

新たなクリエイターとの、素敵な出会いがあるかもしれません。