化粧品や日常品、食品などのあらゆる商品の箱や包装紙にはパッケージデザインが欠かせませんよね。
ほかにも、商品の容器やラベルなどパッケージデザインの種類は多岐にわたります。
平面的なデザインのグラフィックデザインと立体的なデザインのプロダクトデザインの要素が必須ともいえるパッケージデザイン。
今回は、商品の販売に欠かせないパッケージデザインについてご紹介しましょう。
目次
パッケージデザインとは
パッケージデザインは、日用品から食料品、化粧品や家電製品の箱や包装紙など多岐にわたります。
平面のデザインから立体のデザインまで、商品によってデザインの方法が異なることもパッケージデザインの特長といえるでしょう。
パッケージデザインに求められるのは、商品のコンセプトや魅力を消費者に伝えることです。
つまり、箱や包装紙をみただけで商品をイメージできるデザインが求められます。
また、商品の容器やラベルなどのデザインもパッケージデザインに含まれます。したがって、
パッケージデザインには、グラフィックデザインとプロダクトデザインの両方の要素が必須となるのです。
プロダクトデザインとは、さまざまな製品や商品のデザインのことです。
大きく分けると工業デザインの分野に含まれるといえます。
プロダクトデザイナーがパッケージデザインを兼ねる場合もありあります。
同じように、グラフィックデザイナーがパッケージデザインを手掛けることも。
パッケージデザインには、グラフィックやプロダクトなど他分野のデザインが大きな割合を占めていることが特長のひとつといっても過言ではありません。
パッケージデザインのコツ
パッケージデザインは、商品の販売戦略に欠かせない要素です。
パッケージデザインによって、商品のイメージや売り上げに大きく影響を及ぼすともいわれています。
企業の多くがパッケージデザインに力をいれている傾向が高まっているそうです。
ここからは時代のニーズにあわせたパッケージデザインのコツについて解説しましょう。
コツその1:トレンドを意識する
パッケージデザインは、時代の流れとともに大きく変化しています。
なにが求められているのかを敏感に取り入れる必要があります。
パッケージデザインには、最新のトレンドを取り入れたデザインが求められるのです。
コツその2:過大表現はNG
商品の魅力をアピールするデザインは必要ですが、過大な表現はNGです。
購買者の期待を裏切り商品のイメージを損なう結果を招くことになりかねません。
あくまでも、商品そのもののコンセプトを基本にしたデザインが必須です。
コツその3:ユーザビリティが基本
パッケージにも使いやすさが必要です。
たとえ優れたデザインでも、扱いにくいパッケージは敬遠されてしまいます。
実際に手に取ることを考慮したデザインが求められます。
コツその4:環境に配慮したデザイン
世界的な環境問題が話題になる現在、パッケージデザインにもエコを意識したものが推奨されています。
パッケージ素材はもちろん、形にもエコデザインが取り入れられる傾向が高まっています。
コツその5:商品イメージを忠実に再現
食品や化粧品、日常品などそれぞれには商品がもつイメージが存在しています。
たとえば、食品なら美味しそうなイメージ、化粧品なら洗練されたイメージなどなど。
パッケージデザインでは、商品のイメージを忠実に再現するデザインが必要です。
コツその6:ターゲットに訴求したデザイン
全てのデザインがターゲットを意識していますが、パッケージデザインでもターゲットに訴求したデザインが必須です。
商品を手に取り購買意欲につなげるためには、ターゲットを意識したデザインが必要不可欠といっても過言ではないでしょう。
日本パッケージデザイン大賞|JAPAN PACKAGE DESIGN AWARDS
公益社団法人日本パッケージデザイン協会(JPDA)が1985年から隔年で開催している日本パッケージデザイン大賞は、毎回優れたパッケージデザインが選ばれています。
パッケージデザインの傾向を知るうえで欠かせない大会です。
最近では2019年1月に開催され、応募総数1,201点のなかから、大賞が選ばれました。
パッケージデザインの第一線で活躍するデザイナーの作品が終結した大会といえるでしょう。
パッケージデザインは、商品のイメージを高める効果が期待できます。
大賞作品はもちろん、入賞した優秀なパッケージデザインを参考にしてみてはいかがでしょう。
立体的なデザインが必須!パッケージデザインの魅力とは まとめ
パッケージデザインは、デザイン分野のなかでも消費者の購買意欲に直結するデザインです。
商品のコンセプトやターゲット、トレンドにあわせたイメージなどさまざまな要素を盛り込むことが求められます。
時代のトレンドを意識しながら、使いやすくシンプルなパッケージデザインを目指してみてはいかがでしょう。