集客に欠かせないアイテムのひとつであるPOPやチラシですが、そのデザインに苦戦していませんか?
また、せっかく作成したのに、それほど効果が感じられずに、どうすればいいか困っている方もいらっしゃるかもしれません。
POPやチラシは、ただ作って配ればいいというものではありません。
お客様に商品やサービスの魅力が伝わるように配慮することはもちろん、さまざまなポイントを押さえて作成する必要があります。
今回はPOP、そしてチラシに焦点を当て、集客につながるデザインの方法や工夫についてご紹介します。
目次
手書きPOP作成前に知っておきたいポイント
店頭に並んだ商品の良さを伝えるために効果的だと言われるPOP。
POPにはパソコンなどで作られたものと、手書きで作成するものがあります。
かっちりした印象を出したい場合や、テンプレートなどを使って時間の短縮を測って作成したい場合には、パソコンで作成するのがいいかもしれません。
一方、手書きはパソコンに慣れていない場合はもちろん、やわからな印象をや手作り感を与えたい時、また人の存在が感じられることで温かな印象を持ってほしいときなどに有効です。
手書きのPOPの構成を考える時に大切な3つの要素
手書きのPOPはパソコンに比べて見やすさが重視されるほか、作り直しが難しいため、ポイントを押さえた上で作成することが大切です。
「お客様の目を惹く!店頭POPデザインのコツ」では、手書きの店頭POP作成のポイントについて紹介されています。
ここでは手書きに限らず、POPに大切なポイントを3つ紹介しています。
POPのターゲットを明確に
「誰」とはターゲット層のことです。
ひとことで「お客様」といって、その年齢や性別、また趣味趣向や生活背景は千差万別です。
その中で、主にどんな人達に訴えていきたいのかを明確にしましょう。
POPで伝えたい情報は最小限に
また「何」とは、POPで最も伝えたいことを指します。
紙の大きさに関わらず、POPでは伝えたい内容を限定することが大切です。
情報が多ければ多いほど伝わりにくく、またお客様の頭に残りにくくなります。
そのため商品の味やヒットしていること、またこだわりなど、伝えたいことを絞って作成しましょう。
ターゲットが欲しくなる伝え方を
「どんな風に」とは、POPのデザインや文章構成のことです。
デザインという意味では、野菜であれば生産者の顔を載せたり、なにかのパロディで冗談っぽく描いたりなど、構図によって伝わり方、受け取り方は大きく変わります。
また「ドキドキ」「きらきら」など擬態語や擬音語などを効果的に使用することで、サービスや商品のイメージをより具体的にさせることもできるでしょう。
これらを工夫しながら作成することが大切です。
POPを作るときのポイントは?
構成が固まったら、実際に作成段階に入りましょう。
この時、紙やペンを用意すると思いますが、これらの選び方にもポイントがあります。
紙は設置場所・環境・構成で決める
紙は設置する場所や環境、どのような内容を描くかによって決めるといいでしょう。
自立させたいのであれば市販のPOP紙を、メッセージだけを端的に伝えたいのであればメッセージカードなど、より良いものを選んでみてください。
視認性を上げるためのポイント
また視認性を落とさないためにも、POPに使用する色はできるだけ減らすことをおすすめします。
目立たせたいところは赤にすると、ターゲットの目に入りやすくなります。
視認性という意味では、余白を設けることも大切です。
四方に1〜2センチ程度の余白を設けることで、読みやすくまとまりのあるPOPが作れます。
まずは鉛筆で ペンは書きやすいものを
また手間を減らすためにも、まずは鉛筆で全体の構成を描いてみましょう。
一見余計に手間がかかるように感じるかもしれません。
しかし、ペンで書き始めてしまうと、失敗した時にもう一度一から書き直さなくてはなりません。
書き直しを防ぐためにも、鉛筆で薄く下書きし、全体の構成を決めましょう。
ペンでPOPを描く時はポスカやマッキーなど、初心者にも扱いやすいものがおすすめです。
色ムラが出にくいだけでなく、視認性も高いからです。
先程ご紹介した「お客様の目を惹く!店頭POPデザインのコツ」、および「手書きPOPを作ろう!デザインのコツ&設置方法をご紹介」では、こうした書き方のコツのもっと詳しい情報が掲載されています。
また設置場所など、手書きPOP作成のさまざまなコツについても取り上げていますので、作成前には是非一度チェックしてみてください。
チラシに載せる案内図が集客を左右する!?
続いてチラシ作成のポイントについてご紹介しましょう。
チラシはお客様に来ていただくためのツールであり、新聞折込のほか手配り、また近年ではインターネットでも確認できるようになりました。
チラシ作成のポイントは多々あり、多くのWEBサイトでも取り上げられていますが、意外と抜けがちなのが案内図の書き方です。
商品やサービスの魅力が伝わっても、行き方が分からなければ、お店までたどり着くことはできません。
「分かりやすい案内図の特徴って?押さえておきたいデザインのポイント」では、お客様に足を運んでもらえる案内図のポイントについてご紹介しています。
ここでは「分かりやすい地図のポイント」として以下4点を挙げています。
・北を上にしたデザインにする
・来訪者の起点について考える
・目的地は大きく、真ん中に!
・不要な道を省きながら案内ルートを作る
その中でも、今回は「不要な道を省きながら案内ルートを作る」について取り上げたいと思います。
不要な道とは?
「不要な道を省く」というのは、一見当たり前のように見えて、意外と難しいものです。
なぜなら、どこから来る方なのか、どれくらい店舗周辺の土地を知っているかなど、お客様にとって何が「不要な道」なのか、定義が異なるからです。
こうしたお話をすると、どの道を描くべきなのか悩んでしまいますが、例えば車では通れないような道や、初めての人が迷ってしまうような入り組んだ道、また特定の時間だけ一方通行になったり通れなくなったりする道は、あまり書かないほうがいいでしょう。
どうしても書かないといけない場合は、注釈を付けたりそこだけ詳しく書いたりして、初めての方が見ても迷わないような案内を付けることが大切です。
「分かりやすい案内図の特徴って?押さえておきたいデザインのポイント」では、その他にも案内図の書き方の手順や、今回取り上げなかったポイントについても詳しく記載しています。
チラシを作成する際にはぜひチェックしてみてください。
販促POPやチラシの案内図を作るためのデザインのポイントあれこれ まとめ
販促POPもチラシも、作成に大切なのはわかりやすさと視認性、そしてターゲットに訴える熱い思いだと言えます。
今回ご紹介したポイントを押さえて、ぜひ売れる販促POP、そして集客力のあるチラシを作成してみてはいかがでしょうか。