Illustrator（イラストレーター）って何？非デザイナーが知っておくべき主なポイント

イラストレーター（Illustrator）は世界のデザイナーが愛用する主要グラフィックソフトのひとつで、以前はパッケージソフトとして販売されていました。

現在はダウンロード販売のみとなっており、月額利用も可能です。

そのため「一度だけ使いたい」「まずは使ってみたい」という方にも使いやすいソフトとなっています。

今回はイラストレーターでできることや役立つ場面などについてご紹介します。

イラストレーターで何ができる？

イラストレーターはイラストやグラフィックの作成、編集などに使われるドロー系グラフィックソフトです。

具体的には以下のようなことができます。

イラスト作成

イラストレーターは図形を重ねる、変形させる、縮小するといった作業が得意なツールです。

そのためロゴマークやキャラクター、アイコンなどの作成時によく利用されています。

LINEスタンプなどの作成にもイラストレーターを使用することが多いようです。

作図

イラストレーターは図形を並べることが得意です。

そのため円や星などのオブジェクトの作成はもちろん、図表などの作成の際にも多用されます。

プレゼン資料で使用する図表などをきれいに作成したいという場合にもおすすめです。

ただし、立体的なグラフィックなどはイラストレーターよりもフォトショップ（Photoshop）のほうがきれいに描けます。

テキストのデザイン

いわゆるフォント作成やアレンジなども、イラストレーターが得意とする分野です。

ロゴタイプなどでオリジナルのフォントを使いたい場合などは、イラストレーターが活躍してくれるでしょう。

WEBサイトやアプリのデザイン作成

WEBサイトに使われているバナーやアイコン、ヘッダーデザインなどを作成することもできます。

また提案用にWEBサイトのデザイン見本（デザインカンプ）を作ることも可能です。

イラストレーターをよく使う場面は？

イラストレーターは主にこのようなものを作る際に使用されています。

ただし、内容によってはフォトショップを使ったほうが良い場合もあります。

主な事例を見ていきましょう。

写真を加工する必要がある時

イラストレーターでは簡単な写真の加工しかできません。そのため写真を使った制作物については、フォトショップのほうが向いている場合があります。

グラフィック

立体感を出したグラフィックの作成はイラストレーターよりもフォトショップのほうが得意とする分野です。

イラストレーターでも作成は可能ですが、立体感を出したいのであればフォトショップのほうがおすすめです。

手で描いたようなイラストの作成

まるで絵の具やペンで書いたようなイラストを作りたい場合は、ブラシの種類が豊富なフォトショップがおすすめです。

イラストレーターでも作成は可能ですが、フォトショップのほうがより多様な表現ができます。

非デザイナーが知っておきたいイラレの注意点

月額でダウンロード版が利用できることもあり、今やイラストレーターは非デザイナーにも手が届きやすいソフトになりました。

しかし、ダウンロードすれば今回ご紹介したすべてのことができるわけではありません。

そのためイラストレーターを使用する際は、必要に応じて他のソフトと併用することをおすすめします。

例えばポスターやチラシなどの場合、写真を組み込むことがありますよね。

その際に無理にイラストレーターで完結しようとすると、きれいに仕上がらない可能性があるのです。

写真の加工は、フォトショップを利用するほうが幅が広がります。

実際にデザイナーの中でもイラストレーター以外のソフトを併用して仕事をしている人も数多くいらっしゃいます。

特にフォトショップはイラストレーターが不得意な作業が強く、データ連携もしやすくなっています。

無理にイラストレーターだけですべての作業を完結しようとせず、フォトショップなど得意なソフトを併用して完成を目指すのがおすすめです。

Illustrator（イラストレーター）って何？非デザイナーが知っておくべき主なポイント　まとめ

イラストレーターは非デザイナーでも気軽に使えるソフトです。

ロゴマークやポスター、名刺などさまざまなものを制作できますが、不得意な部分もあります。

その際はフォトショップやその他の便利なソフトを併用するのがおすすめです。

イラストレーターを使って素敵な作品作りに挑戦してみてくださいね。